ニッポンの恥

 厚生労働省は28日、05年の国民生活基礎調査結果を公表した。生活を「苦しい」と答えた世帯は56.2%に達し、過去最高を更新した。1世帯当たりの平均所得額(04年)は580万4000円。95年の659万6000円から12%減少し、低所得層ほど減少率が目立つなど格差の拡大傾向をうかがわせた。 6月28日 毎日新聞

 この結果を政府はどのように見るのだろう。GDPが世界第2位のこの国で、国民の半数が生活苦を感じているのだ。竹中なら「アメリカで調査すれば同じような結果になる」とでもヌカすのだろうか。与党筋ならおそらく「あくまでも05年のデータであり、06年はあきらかに良くなっているはずだ」とかいう常套句を使うのだろう。
 しかし、所得税・住民税の減税が廃止となり、消費税率見直しも「するかしないか」ではなくいつの間にか「何%に見直すか」に論点が摩り替えられている現状を考えれば、生活を「苦しい」と感じる人は、今後も増えることこそあれ減るとは到底思えない。
 小泉さんはいま、アメリカに旅行中。プレスリーのお墓参りするんだってさ・・。やれやれ、だ。
 カネに目がくらんだ中央銀行の「おぼっちゃま総裁」のスキャンダルを予想してかどうかわからないけど、国会を早々と閉じてアメリカツアーなんて、オマエは仕事をホッポリ出して海外旅行しちゃうお気楽OLか!なんてこと言ったら安い給料を必死に貯めて頑張っているOLにも失礼だ。重要な法案を全部棚上げにして、てこれじゃ去年の郵政選挙の二の舞じゃないか。本当に始末に終えない。好きなだけアメリカに居ればいい。ニッポンの恥、もう二度と帰ってくるな!!!