一日千秋

「一日千秋」の思い?

ここに来てアクセスが急増していまして、久しぶりに一日あたりのアクセスが千件を超えました。

そう、今回のタイトルは「一日千」が正解でした(汗)。

(まあ、いつもながらその後はあっという間に平均件数に落ち着きましたが・・・。)

やはり太田さんのニュースの影響かと思っているのですが、このブログでの安定検索ワード御三家である、聖子、ユーミン、明菜へのアクセスも相変わらず多いようですので、太田さんファンが動いた結果だけでもないようです。いずれにせよ、ありがとうございます。

こうした事は概して実生活とリンクするものでして、何やら公私ともに交際関係が賑やかな?状況だったりもしています。どこか不思議な秋を迎えています。

 

さて太田さん。ご本人のツイッターでは変わらないご様子で何よりです。

考えてみれば時の移り変わりはどんな人にも平等に影響を与えるものでして、私たちはそれを無意識のうちに受け入れて生きているわけで。いつの間にまた今年も秋が訪れていて、やがて鮮やかな紅葉を目にすることになるわけですが、たとえ紅葉の美しさは変わらずとも、背景となる街並みもそれを見る自分自身も、毎年、確実に昨年とは変わっていて。

あと何度、この紅葉を見られるのだろう。そんなことを考えざるを得ない私がいるわけです。(by まりや「人生の扉」)

きっと、太田さんもいま、そんな境地なのかな、と想像しています。だから私も、変わらぬ日常を繰り返しながら、変わらざるを得ないところはまるごと受け入れて、毎日を大切に、日々確かめながら生きていこう、なんて考えています。

これこそが、闘病を通じて太田さんが贈って下さっているメッセージなのかも知れませんね。

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さて、太田さん、聖子さんの多くの作品をアレンジ(ときに作曲)された大村雅朗さんが早逝されてから20年、いよいよ回顧作品集がリリースされました。 

作編曲家 大村雅朗の軌跡 1976-1999(完全生産限定盤)

作編曲家 大村雅朗の軌跡 1976-1999(完全生産限定盤)

 

 ブックレットでは太田さんもインタビューに答えています。

この4枚入りCDが今我家でヘビロテ中なのですが、この人のアレンジの素晴らしさはなにより「イントロ」のセンスとアイデアなのではないか、と改めて思いました。そして様々なタイプの曲を演出しながら、1曲の中のイメージがどのアレンジも、イントロからエンディングまで首尾一貫していて、齟齬がまったく感じられない。そんなところがミュージシャン達にもリスペクトされてきたのだろうな、という気がしました。

実は太田裕美ファンだったという大村さん。そして太田裕美さんにとって、過渡期の大切な時にアレンジで助けてくれた大切な音楽家だったという大村さん。

この追悼盤の中でもやはりこの曲の美しさは格別に思えました。

初夏の曲ではありますが、晴れ渡る秋空にもピッタリの名曲です。


「青空の翳り」 太田裕美