2006-01-01から1年間の記事一覧

『硫黄島からの手紙』

話題作、見てきました。 全編日本語、主演・助演もほとんど日本の俳優。K・イーストウッド監督、よくぞここまで撮ってださいました、という感じ。 最近ビデオレンタルショップに行っても、本屋に言っても、かつての戦争の英雄たちを主人公にした映画や伝記…

サザンオールスターズ「シャ・ラ・ラ」〜あの頃のサザン〜〜その他よもやま話

1980年11月発表のシングル。なぜいまさら唐突にサザン?みたいな。 それは季節がら「好きなクリスマス・ソングは何だろ?」っていう自問自答で出てきた答え、それがこの曲だったから。「自問自答」てのが悲しいけれどね(笑)。 この「シャ・ラ・ラ」…

凡人の限界

いよいよ凡人、安倍シンゾー君の限界が見えてきた感じがする。 「(本間氏の辞任は)一身上の都合」と13回。政府税調会長辞任を受けての記者会見ではまたもや「壊れたテープレコーダー」に変身した。「正面からは答えず、国民への説明責任を果たしたとは到…

凡人の憂鬱

ふたつ前の日記に追加したいことがあるのであえて書く。 俺は「サヨク」ではない。今のニッポンはおかしいし、滅びに向かっているとさえ思うけれど、革命したいとは思わない。それよりも日本人の良き伝統である「謙譲の精神」「質実剛健」「目上を敬う心」「…

世は歌につれ

俺の自慢は、ヒット曲を聴いてその曲がヒットした年が大体わかることだ。好きな太田裕美さんや聖子ちゃんのヒット曲はもちろん、90年代のザードやビーズやドリなんかのメガヒットも、●年にヒットしたかをほとんどの場合答えられる自信がある。とてもくっだ…

凡人の発想

鋭い感性や洗練されたセンスなど何一つ持ち合わせていない平凡な「小市民ゲイ」である俺からしても、時のソーリ大臣・安倍シンゾー君はどう見てもやっぱり「凡人」にしか見えない。 タウンミーティングのやらせ問題の責任を取って給料の3か月分を返上します…

小林武史の残像〜My Little Lover『akko』

う〜ん、この秋は10月に出たElton Johnの2年ぶり新作から始まって、太田裕美さんは22年ぶりにニューアルバム出しちゃうし、Billy Joelは来日しちゃうしで、個人的に嬉しい出来事の連続だった。そして唐突にマイラバの新作!も〜どうしようかしら、みた…

おすすめ本〜「身につけよう!江戸しぐさ」越川禮子著

身につけよう!江戸しぐさ (ロング新書)作者: 越川禮子出版社/メーカー: ロングセラーズ発売日: 2006/10/01メディア: 新書 クリック: 3回この商品を含むブログ (11件) を見る 我が家は一応3代続く江戸っ子だけど、正しくは「江戸」というより「東京っ子」な…

洋楽耳

「アルバム探訪」という企画を立ち上げて、ナマイキに全曲レビューなんぞしてみて、ああ、俺はやっぱり「洋楽耳」なのかも、と再確認した。 どういう意味かというと、やっぱり俺って、あんまり歌詞にこだわらない音楽の聴き方をしてるよな、ということね。 …

『始まりは“まごころ”だった。』

始まりは“まごころ”だった。アーティスト: 太田裕美,青木里枝,原田郁子,YO-KING,若松健治,宮川弾,伊藤俊吾,堂島孝平,明川哲也,新藤晴一,沢田穣治出版社/メーカー: Sony Music Direct発売日: 2006/11/22メディア: CD クリック: 9回この商品を含むブログ (22件…

ウェルカム・フィリピーナ??その2

先日夜のNHKニュースで、件のフィリピン人介護士について特集していた。フィリピンではすでに日本を含めた諸外国に人材を輸出するために、専門学校が乱立しているそうだ。そのうちの優秀な学生による日本の病院や施設での研修もすでに始まっており、ニュース…

カバー・アルバムは好き?嫌い?

松田聖子のニューアルバムは洋楽カバー・アルバムの第2弾だそうだ。15年前にリリースされた第一弾「Eternal」は、聖子の声が絶好調だった上に、GOODな選曲と絶妙な訳詞で素晴らしい出来だったので、今回も期待したいところだ。 ここのところ、ちょっとし…

銀ブラ随想

東京では素晴らしい秋晴れが続いている。昨日、ちょっと用事があって晴天の銀座を久々にぶらり歩いた。最後に日比谷方面に向かったのだけど、丸の内周辺が様変わりしていてびっくり。有名ブランドの高級ブティックがずらーっと並んでいて、まるでマンハッタ…

太田裕美アルバム探訪⑰『まごころ』

(まずは独り言。おそろしーことに、もう30年以上前なのね。このアルバム。そのころ俺、まだ小4(笑)。) 1975年2月発売の記念すべきデビュー・アルバム。アルバムジャケットにあるような「深窓の令嬢」的なキャラクターイメージは守りつつも、曲調…

この国がする「弱い者イジメ」のセコさ

コイズミタケナカの売国冷血コンビが財務省と組んで作った悪法「障害者自立支援法」のヒドさは前にも書いたけど、それが本格施行になったこの10月、こっそりと、あまりにもセコくて憎むべきことが行われたので、それを書いておきたい。 障害者自立支援法で…

カナメはスー〜『キャンディーズ・トレジャー』

キャンディーズ・トレジャー [DVD]アーティスト: キャンディーズ出版社/メーカー: Sony Music Direct発売日: 2006/10/25メディア: DVD購入: 2人 クリック: 44回この商品を含むブログ (12件) を見る 待ちに待ったキャンディーズの映像作品集。77年の砂防会…

太田裕美アルバム探訪⑯『TAMATEBAKO』

84年6月発売、18枚目のアルバム。 16th『Far East』後半の東京サイド、17th『I Do,You Do』に続いてのテクノ・ポップ路線第三弾だが、アバンギャルドながらも極上のポップアルバムだった前作『I Do,You Do』から、よりニューウェーブやパンクの…

大島でこんなことを考えたのだ

先日、伊豆大島に旅行に行ってきた。竹芝桟橋からジェット船で1時間半ほどで着く。近い! 広い空と青い海に囲まれた美しい島。大島。 火山島なので農地は少ないけど、美味い魚には事欠かない。人懐こい人が多くて、人と話すのが楽しい。開放的な家々には鍵も…

ドラマ『すいか』DVD

すいか DVD-BOX (4枚組)出版社/メーカー: バップ発売日: 2003/12/21メディア: DVD購入: 13人 クリック: 258回この商品を含むブログ (298件) を見る 「自分の人生って、一体なんなのだろう・・・」 ゲイってのは、基本的に孤独になる宿命があるので、どうして…

人はそれを●●●●という

【ニューヨーク=白川義和】国連総会第1委員会(軍縮)は26日、日本が主導して提出した核軍縮決議案「核兵器の全面的廃絶に向けた新たな決意」を賛成169、反対3(米、インド、北朝鮮)、棄権8で採択した。 決議には北朝鮮の核実験の非難も盛り込まれ…

歌舞伎アナ

俺が最近気になるのが、テレビのニュースでひっぱりだこの北朝鮮中央テレビ(?)のご婦人アナ。ピョンヤンの殺風景な町並みを背に、とてもオットコらしい口調でニュース原稿を読まれてるご婦人だ。(なぜか、北朝鮮の報道となるといつもあの人なのが不思議…

歪曲報道

歪曲(わいきょく)報道作者: 高山正之出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2006/10/06メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 30回この商品を含むブログ (10件) を見る 今、高山正之著「歪曲報道」という本を読んでいる。コイズミ&アベ政権への…

もう、だめかもしれない。

やっぱり、自民党が勝っちゃったね。神奈川も、大阪も。 民主も健闘したけど、負けは負け。体制寄りの今のマスコミは「健闘」だなんて評価をするはずもない。なんだか空しい。 恥知らずの中川は「国民の信認を得た」なんて得意げだ。50%の投票率、それも…

太田裕美アルバム探訪⑮『心が風邪をひいた日』

75年12月発売の3rdアルバム。アルバムチャート最高位は5位。代表曲「木綿のハンカチーフ」収録ということで、彼女のアルバムではセールス的に最も成功した作品。裕美さん本人もお気に入りだそう。 デビューから鉄壁のスクラムを組んでいた筒美京平・…

北朝鮮とアベ人気

北朝鮮の核実験問題について。 北朝鮮がこのまま核保有国になれば、東アジアはおろか世界の緊張は確実に増す。 それ以前の問題として核実験に失敗でもすれば、この日本にも甚大な被害が及ぶだろう。 タイヘンなことだ。 しかし。 既に日本は世界一の「原発大…

「かっこつかないね」田原俊彦

ウチに、とある録画ビデオが残っている。94年放送のNHK「ふたりのビッグショー」だ。ゲストは松田聖子&田原俊彦。当時で言えば夢の共演。俺のお目当ては聖子だったのだけど、このビデオではトシちゃんが断然、素晴らしいので、たま〜にトシちゃん目当てで…

太田裕美アルバム探訪⑭   『Far East』

この「アルバム探訪」なるジコマンシリーズを書くきっかけは、太田裕美さんがニューアルバムを発表するという情報が入ったのが始まりだったのだけど・・・その新作のタイトルは『始まりは“まごころ”だった』。なんて、ウソのようなホントの話。リリースが今…

ウェルカム・フィリピーナ??

2004年、日本とフィリピンが「FTA(自由貿易協定)」という、2国間の貿易やサービスのやりとりの制限を撤廃する協定を結び、その一環として看護師・介護士の受け入れが決まった。 そして、小泉さんの卒業旅行の置き土産。9月9日、話は現実化したの…

歌姫たちの今

松田聖子『bless you』が5月、中森明菜『DESTINATION』が6月、ともに2006年発売の新譜だ。ともにオリコンチャートのトップ20入りを果たした。ふたりがトップスターとしてしのぎを削っていた80年代、多くのファンは、20年以上経った2006年にふたりが…

バランス感覚

以前の日記に、小泉さんの靖国参拝後の会見コメントを聞いて、あれを全面的に支持できるような人たちって「バランスが悪い」んじゃないのかな?というようなことを書いた。でもそう書きながら、自分でもちょっと言葉足らずだなと、どうもすっきりしない部分…