2005-01-01から1年間の記事一覧

年末に想う

週末に新宿の伊勢丹に行ったら、すごい人出だった。年末のボーナス&クリスマスシーズン、ということもあるけど、景気はやっぱり上向きなのかなあ。ワタクシ的には全然上向き感はないのにね。 その一方でこの国の国家予算はもう、破綻寸前。なんだか、おかし…

桜田淳子「Lady」

70年代の終わりごろ。歌手としてはライバルの百恵さんにすっかり水をあけられてしまっていた、活動後期の淳子さんがいた。しかし、この時期の彼女のシングル作品を聴き直してみると、「Party is Over」「美しい夏」「夕暮れはラブ・ソング」「神戸で逢えた…

高田みづえ「青春Ⅱ」

アンテナサイト「ナツメロ喫茶店」さんをはじめ、優れたその歌唱力と粒ぞろいの楽曲から、引退後20年経ていまだに高い評価を得ている歌手、高田みづえ。 70年代の歌謡ポップスターたちがこぞって大充実期を迎えていた1977年にデビューした彼女は、「…

My Little Lover「スロウな恋」

2002年12月リリースのアコースティックアルバム『Organic』のエンディングを飾った曲。 最近、この曲にハマっている。ン・タタ、ン・タという、エイトビートのリズムを淡々と刻むドラムと、ほとんどピアノだけのシンプルなアレンジ。 リズムパターンで言えば…

通勤電車の忌々しい人々〜白人コンプレックス

先日、地下鉄車内での話である。 ガタイの良い30代位の白人男性がシートに座っていた。長髪のうえ、口から顎にかけて髭を伸ばしていて、服装もあまり洗練された印象はなかった。いわゆる白クマ系である。ゲイの間では人気あるけど、一般的には決して「美し…

ミュージカル・ライフ〜本田美奈子

俺は、朝令暮改をくりかえす上司が大嫌い。たぶん、自分の優柔不断さに負い目を感じていることの裏返しだろう。 同様に、活動のコンセプトが一貫していない芸能人も嫌いだ。アンタ、いったい何がしたいの?みたいな人。そんなわけで、俺は昔、本田美奈子が嫌…

森高千里「SWEET CANDY」

俺、モリタカには特別、思い入れがあるわけではないのだけど。最近、CMで「私がオバさんになっても」をよく耳にするので、ちょっと思い出したことがあって。 若い頃、会社のひとつ下の後輩がモリタカに似てた。本当に鈴を転がすような声で笑う、こじんまり…

あやしい。

某国に亡命、帰国した、かの女性。あやしすぎ。俺、勉強不足で覚えてないんだけど、彼女が船から飛び込んで某国に亡命したという2003年当時、ニュースになりましたっけ?凄いことだと思うんだけど。本人はやたら暗くキメてて、でもちょっとアキナ意識し…

太田裕美「君と歩いた青春」

前回、裕美さんにちょっと辛いことを書いてしまった「お詫び」も少し込めて・・・。 1976年のアルバム「12ページの詩集」に収められたこの曲は、伊勢正三のペンによるもので、本人も「風」の「windless blue」というアルバム(同じく76年)で歌ってい…

目の上の大きすぎるタンコブ

ここのところ政治に関心が出てきたのは、やはり歳とともに自然に身についた社会常識・知識が、そこに近づくことを容易にしているからかもしれないし、あとひとつ重要な要素は、自分が為政者(政治家)たちの年齢に確実に近づいてきたこと、であるように思う…

トンビがアブラゲ、とは違うか・・・

電子商取引最大手の楽天は13日、在京民放キー局TBSの発行済み株式の15・46%を取得して筆頭株主になり、TBSに対して、共同持ち株会社の設立による経営統合を申し入れたと発表した。 三木○さん。球団オーナーに続いてマスメディア買収と、ホリ○モ…

太田裕美を愁う

10月6日のNHK深夜番組「音楽・夢くらぶ」で久々に太田裕美さんを見た。この番組、最近では数少ない大人向けの音楽番組だと思う。 http://www.nhk.or.jp/yumeclub/backnum/index.html 共演は伊勢正三氏。太田裕美さんが歌ったのは定番の「木綿のハンカ…

もったいないよスキマスイッチ 

スキマスイッチ『空創クリップ』。今つきあってる彼氏に強く薦められなければ、どうせスピッツのまがい物でしょ、とタカをくくって聞き流してた音楽だろう、たぶん。なんだか、ルックスにしてもユニット名にしても、お笑いコンビ?と勘違いされてもおかしく…

さあみんなで考えよう

今、俺の中では、改憲問題がトレンドである。憲法9条ね。郵政民営化を隠れ蓑にして、本当はこれをやりたかったんじゃないの?という感じの自民党なのである(あえて「小泉さん」とは言わない。)。 去年の憲法記念日に、ひょんなことから憲法9条を考えるシ…

中森明菜「LIAR」

俺は、正直、明菜ってちょっと苦手。彼女のボーカルはトルクが重いエンジンのように思える時がある。低音やピアニッシモでは、声がかすれて伸びがなかったり、くぐもって聞こえなかったり。逆に一旦エンジンがかかると抑えがきかなくなってほとんど「雄叫び…

通勤電車の忌々しい人々〜立ち位置、ヘン

通勤電車に毎日乗っていると、イライラする。自分の前側のスペースは確保するくせに、背後がいくら混みあっていても全然詰めようとしないリーマン(使えなそう。。)とか、わざとまわりの人と反対向きに立って人々の視線のやり場をかき乱す女子高生(おバカ…

本当は手をつなぎたいんだ。

三連休の中、デートした。ふたりで繁華街をぶらついて、お昼食べて、カラオケして、また町中をぶらつき・・・すっかり「人酔い」したころに大きな公園で気分を癒して・・・。と、まあ、何の変哲も無いデート。 ただひとつ、周りの人から見たら少し違和感があ…

そしてコイズミ復活?

小泉人気再燃か? というわけで、今回は小泉さんのことを書きたい。但し、キョンキョンね。 2002年末発売3枚組「Kyon3 - Koizumi The Great 51」をよく聴く。デビュー20周年を記念して発売された、いわゆるコンプリートベスト盤。1〜2枚目がシング…

小泉劇場閉幕

総選挙は自民の圧勝という結果が出た。国民の一人としては、選挙で誰に投票したかにかかわらず、結果を受け止めるしかない。あとは、選挙の争点として国民が注目してきた、郵政民営化と、それを旗印に進められるべき「改革」に対して、今後我々がどこまで関…

九月の感傷

9月だ。1年の3分の2を終えたことになる。一般に「四半期」という捉え方はあるものの、1年を3分割する考え方はあまり採用されないようだ。「四季」があるのだから当たり前か。 しかし、3分割の考え方で、1月、5月、9月を節目と考えてみると、むしろ…

BOXセットの価値について。言わせて!

迷っていた『岩崎宏美30th anniversary box』購入に踏み切った。 某オンライン購入サイトで「残り2セット」と表示されていたのにつられてしまった。CD7枚、DVD3枚セット定価25,200円也。今年の夏のボーナス唯一の嗜好品購入だ。 岩崎宏美は70年代の…

おとなのスピッツ旅行 

最近、俺の中でリバイバルしているのがスピッツ。名作「ロビンソン」に出会い感銘を受けて、デビュー当時の作品にまで遡って聴きまくっていたのはもう10年位前のことだ。しかし近年の作品はどうもピンとこなくなってしまって、最新作『スーベニア』は未聴…

恍惚のハスキーヴォイス

俺が音楽を聴くとき、①メロディー&アレンジ、②ヴォーカル(声)、③詞 の順番で好き嫌いを判断していることが多い。多分、意外に重要視しているのは「声」だと思う。 さて、昨今流行りのHip-hop系の音楽には、どうも食指が動かされない俺。40男ですからね…

不思議な存在の証明

前回の日記で島谷ひとみさんのことを書いた。しかしリンク元をたどると「島谷ひとみ」でのアクセス数はいまだ1件。「キ○キKids」や「ド○カム」や「小林武史」、意外なところで「○藤静○」「布施あきら」でもちょこっと書いただけで驚くほどアクセスがあった…

不思議な存在〜あなたはだーれ?

今、俺にとって不思議な存在、それは「島谷ひとみ」。 何が不思議なのか?それはその実体の無さ。音楽ジャンル、ファン層、そして本人のキャラ、どれをとっても、どうしてもその核心がつかめないのだ。 確かにオフィシャルホームページを覗けば、がっちり固…

全部オジャンじゃん。

今回は慣れない政治ネタで失礼します。 衆院解散を受けて、参院本会議で否決された郵政民営化関連法案だけでなく、継続審議が決まっていた障害者自立支援法案や組織犯罪処罰法など改正案といった重要法案が軒並み廃案になった。国民生活への悪影響を心配する…

日常に潜む恐怖〜ほの暗い水の底から

男の汗はセクシーだ。なんて誰が言った? 40にもなれば、汗とともに長年蓄積された老廃物が毛穴中から噴出して、顔はベタベタとテカるし、二重になった顎の下はヌルヌルするし。そんな自分が許せない!ゲイなんだもの! そんなわけで俺は仕事を終えて家に…

通勤電車の忌々しい人々〜真夏のスーツ族

今朝も、いた。蒸し暑い満員電車の中で、ネクタイをぎゅっと締め、背広の上着を着て、汗だくになっている年配のサラリーマン。満員で腕が自由にならないから、満足に汗も拭けない。額や、鼻の頭、上唇まで玉の汗になっている。 お役人が旗を振っている「クー…

アムロちゃんに見る、正しい復活劇

安室奈美恵が元気である。近作シングルが2作連続でチャート2位を記録したほか、ニューアルバム「Queen of hip-pop」も好調なすべり出しを見せた。アムロちゃんといえば、コムロ作品での大ブレイク後、ここ数年はもう一つパッとしない印象があったけど、ま…

自然に愛して

あー 光と影の間で揺れて そうよ心が二つに裂けそうなの あー 愛をはかりにかけるのはいや いっそ気ままな旅に消えよう 心ゆらり ゆらり 揺れて 太田裕美の名盤『こけてぃっしゅ』に収められている「自然に愛して(詞:松本 隆)」のフレーズだ。 実は俺は今…