林檎、魅せる。RIO→TOKYO

長く短い祭/神様、仏様(初回完全限定生産) リオ五輪閉幕。
 閉会式“フラッグハンドオーバーセレモニー”(というのだそう)での東京のプレゼン、安倍くんがマリオコスプレで登場したのには賛否あるものの(苦笑)、まさに「COOL JAPAN」を世界にアピールする、素晴らしい内容だったわよね。
 そのクリエイティブ・スーパーバイザー(兼 音楽監督)に名を連ねていたのが、我らが椎名林檎ちゃん!最初はワタシもそうとは知らず、ただただスゲー!カッコイイ!と思いながらセンターフィールドに繰り広げられる近未来ダンスを見ていたのだけど、そのうちにどこかで聴いたジャズ・ワルツのメロディが流れてきて・・・。それが林檎ちゃんのアルバム『逆輸入〜港湾局逆輸入 ~港湾局~ (初回生産限定盤)に入っていたインスト曲(「望遠鏡の外の景色(Paisaje)」)だ!と気付いて、すべてがつながった!のね(笑)。あ、この演出、去年の紅白の林檎ちゃんの(全出演者中で間違いなくトップの)クールなステージ、そのまんまだよね、と。そして納得。シーナリンゴはやっぱり、天才!
 そして、これを機にいよいよ世界に向けて発信ね。
 もともとそのセルフプロデュース能力には定評のあった彼女。出世作「ここにキスして」のボンデージ風衣装、「本能」でのナースコスプレ、「罪と罰」で振りかざしたのは日本刀・・・。初期のPVは衝撃的ビジュアルでも話題になったのよね。その一方で、技巧的表現を駆使した歌詞には古風な「和」のテイストが色濃く漂い、まさにデビュー当時から「COOL JAPAN」を体現してきたのが彼女、林檎ちゃん。
 まさしく、適材適所。このキャスティングをした東京オリンピックスタッフも、いい仕事をしてくれましたよね。
 さて、4年後の本番は、今回のプレゼンのせいで「期待はずれだった」と言われないように、頑張ってもらわないとね。本番も是非、林檎ちゃんを抜擢してほしいわ。
 
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