あの人のタイホ

 輸入牛肉の件といい、今回の逮捕といい、小泉自民の暴走を憂いていた俺にとっては、意味のある事件が連続して起こった。
 これは小泉自民の「行き過ぎ」への揺り返しであると同時に、我々自身の反省を促される出来事でもあり、その意味でこの時期にこれらが起こったということはひとつの「救い」である。
 株で儲けるホリ○モンを祭り上げ、あわよくばと思いつつその裏でどこか蔑んでいた我々の浅はかな人間性を。アメリカ一国に追従し、その方向に進むことにこそ、この国の更なる発展があるという「幻想」を、我々自身がいまいちど考え直す良い機会なのだ。小泉自民はたぶん、いや確かに我々をその方向に進めようとしているのだから。