「僕らの音楽」Bank Band特集

 今まで何度も書いたけれど、俺は今だにMy Little Loverが好きで良く聴いているし、ミスチル、サザンもよく聴いていたし、キョンキョンでイチバン好きな曲は「月の夜のシ・ア・ワ・セ」というアルバム曲で、これには全部小林武史が絡んでいる。つまり、あ〜いいじゃんこれ、と思う音楽のクレジットを見るとコバヤシさんが名を連ねている場合がけっこう多くて、俺にとって小林武史は「相性のいい音楽家」なんだと思う。なんて書くと、とっても偉そうだけど(笑)。
 28日深夜、フジテレビでやっていた「僕らの音楽」という番組は Bank Bandの特集ということで、小林武史ミスチル桜井和寿がゲストだった。Bank Bandについては前から知っていながら「まあ機会があったら聴いてみよう」程度の興味しかなかったんだけど、先日参加した「東京平和映画祭」で、このバンドの紹介があって、そのバンドポリシーを知って俺、俄然興味を持ったのね。
 今のアメリカの覇権主義、迷惑なグローバリズムの裏にはエネルギー獲得戦争が隠されていて、望む望まないにかかわらず、みんなそれに巻き込まれちゃっている。日本も、そう。その流れから脱却するにはアメリカを中心とした現代の石油エネルギー依存体制から脱却することがひとつの方法、ということで、その代替として日本独自の技術力で自然エネルギーを積極的に開発活用していこう、という動きがあって、そのひとつとして彼らの活動(APバンク、Bank Band)が紹介されたというわけ。
◎詳しくはap bankホームページ→http://www.apbank.jp/index.html
 My Little Loverでいうと、直近のリリースが2004年のシングル「風と空のキリム」やアルバム「FANTASY」あたりになるんだけど、以前のちょっとインテリっぽいトンガった音から比べて、音がとても優しくナチュラルなものに変貌してきていて、でもそんな何も狙っていないようなサウンドがこれまでにないくらい心地良く、これは小林さん、凄い境地に達しているのかもな、なんて思っていたのだ(過去ログ→http://d.hatena.ne.jp/hiroc-fontana/20050516)。だから、このAPバンクの話を聞いてそしてBank Bandの演奏を聴いて、一気に「腑に落ちた」俺なのだった。まさしく彼の思いが音楽に現われているような気がした。そして、俺としてはそんなところでまたもや小林武史に繋がってしまったことに驚きながらも嬉しさでイッパイだったりするのだ。応援していきたい、と思う。

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