今日もまた情報の海の中で。〜植草教授と大本営ドラマ

 植草教授がまた逮捕されたそうだ。「酒に酔っていたので覚えていない」らしいが、これで彼は社会から葬り去られてしまう可能性が高い。コイズミ政治批判では鋭い論客の一人であり、それゆえ「手鏡事件は濡れ衣」との主張も信憑性があったのだが、さすがに今このタイミングでの逮捕となると、どうだろう。コイズミはもう終わりなんだし、言論封殺のためにコイズミ関係者から濡れ衣を着せられたとは、言えないだろうね。楽しみに読んでいたアンテナサイト「直言」でも、あっという間に植草教授のコーナー、削除されちゃいました。やれやれ。
 ところで9月18日に「コイズミ劇場」がドラマ化されるそうで。巷では「年齢のわりにカッコイイ」と評価されている俳優・岩城某がコイズミ役で主演だそうだ。やれやれ。配役だけ見てもこのヒドイ5年間を美化しまくりの内容になろうことは想像に難くない。この時期にこんな放送をする某民放局はきっとたっぷりと自民一派からカネをもらっているに違いない。噂される「大本営発表」も、ここまでわかりやすいと、まるで笑い話だ。俺はそのドラマ、絶対に見ない。だって、ドラマの内容を信じちゃいそうで、恐いもん(笑)。
 もう、何がなんだか、アタマが悪い俺にはわけがわかんなくなってきた。だいたい、国民のみんなが応援しているという、次期ソーサイコーホの安倍シンゾーのアリガタイお言葉の数々が、俺には支離滅裂に思えて理解できないくらいなのだから、俺のアタマの悪さはハンパじゃないのだ!情報の海の中で、溺死寸前。いったい、何を信用すればよいのでしょ。
 これからは、危機を嗅ぎわける動物的カンとか、皮膚感覚とか、そういった本能的な感覚を研ぎ澄ましていくしか、生き延びていく手段はないのかもしれないね。

★追記:9月15日付で「直言」編集責任者、宮崎学氏がご自身の意見を表明したうえで、植草「容疑者」の文章掲載を再開した。
http://web.chokugen.jp/miyazaki/