敵地侵入レポート(笑)

 先週、とあるつながりで断りきれずに(笑)、某若手議員(自民党)の議員生活●周年パーティーなるものに出席する機会を得た。その若手議員は教育基本法改正の中心となってきた議員の一人とのことで、俺としてはじっくりとその意図するところを聞いてみたかったこともある。アベ次期ソーサイをはじめとして、今の自民党がなぜ教育基本法に拘るのか、それが今ひとつわからないからだ。
 都心の有名ホテルのだだっ広いパーティー会場は凄い人出で、びっくり。会場の後方にはテレビカメラが並ぶ。主役となる議員は、まだそれほどの注目度は無いはず。
 理由はすぐわかった。そう、かの次期ソーサイが、来ちゃうらしいのだ。そのうち、森だとか中川だとか町村だとか、タイコもちの恥知らず連中が次々とつまらない挨拶をして、口を開くたび当日の主役議員なんか無視して「アベ、アベ」コール。やれやれ。
 そして、満を持してアベシンゾーが夫人とともに登壇。ざわつく会場の中心は、携帯片手に舞台に近寄るおばちゃんたちだ。そして、アベ次期ソーサイのありがたいお話が始まったのだが・・・。
 ケータイ写真をとり終えるや否や、踵を返して料理の盛られたテーブルへと大移動を始めた「支持者(自民党員)」たち。
 ね、ねえ、あなたたちが今イチバン一生懸命応援している次期ソーサイ(コーホ)のアベセンセが、大事なお話をしているんだってば!料理食ってるバアイじゃないでしょ
 そんなこんなで、結局アベセンセはいつもと同じように「再チャレンジできる社会」にするために「しっかりと」「イロイロなこと」に取り組んでいくらしい話をして、帰っていった。
 モグモグ、パクパク、世間話に興じるうち「あ、もうおハナシ、終わったの?」という感じであわてて箸を置いて、拍手〜、みたいな、おばちゃんたちおじちゃんたち。これが大多数の、アベ支持層なのよね、きっと。
 可哀想なのは、すっかり利用されちゃった、某若手議員なのだ。あ、そんなことないか。しっかり、アベ一派の皆さんに顔売ったモンね。
★ほとんど同じハナシがありました。↓
http://www.mainichi-msn.co.jp/tokusyu/wide/news/20060913dde012010008000c.html
「ホントに「安倍人気」? 香山リカさんと街頭演説を見た」毎日新聞 2006年9月13日 東京夕刊