バランス感覚

 以前の日記に、小泉さんの靖国参拝後の会見コメントを聞いて、あれを全面的に支持できるような人たちって「バランスが悪い」んじゃないのかな?というようなことを書いた。でもそう書きながら、自分でもちょっと言葉足らずだなと、どうもすっきりしない部分があった。
 そんな俺の足りない部分を、先週のマガジン9条で凄く良く表現してくれていた部分があったので、紹介させていただく。
http://www.magazine9.jp/interv/index.html(「この人に聞きたい」〜小熊英二さんに聞いた その2)
 (現実主義の目線から見れば、いわゆる「ライト」系の人々は) 日米関係の現実を薄々感じながらもそれを直視していない。それこそ、「日本の誇り」が傷つく現実だから。 
 ズバッと、言い放ってくれてます。
 もうひとつ、「直言」にも同様のコラムがあったので紹介する。
http://web.chokugen.jp/mikami/2006/09/2250_68e9.html三上治「現在的課題」第22回「自衛隊わずか50年と思うが」)
 日本の保守的な政治家や知識人はアメリカの世界戦略と日本の世界戦略は一致すると無理して信じようとしている。だから、アメリカの世界戦略がどのような矛盾や限界に逢着しているかを見ようとはしない。
 「無理して」っていうところに俺は頷いてしまうのです。