暴走機関車を止めて

 教育関連法案が強行採決されたそうだ。
 安倍くんは会期末の強行採決はよくあることだし仕方ない、とノタマッタそうだが、おんどりゃ〜、今まで会期末でもないフツーの会期中にどれほど強行採決を繰り返してきたか覚えとらんのか〜!・・・あらいけない、思わず口汚く罵りたくなっちゃったわ。
 最近よく言われることだけれど、今の与党絶対多数っていうのは、「郵政選挙」でコイズミが「民営化を問う、これは国民投票だ〜!」って馬鹿みたいに叫んで得た結果なのだ。安倍くんが「憲法をいじくり回したり」「教育基本法をこねくり回したり」「社会保険庁の責任を有耶無耶にするためにリセットしたり」するために用意された議席じゃない。国民は、そんな権限を安倍くんに与えるために、与党に投票したわけじゃない。だいいち、安倍くんを総理に選んだのは俺たちじゃないんだし。
 今の安倍くんがしていることは、たとえばこんな感じだ。
 パチンコ屋で大当たりしたコイズミ。でもどうしても時間がなくて、大当たりの途中で帰らなくてはならなくなって帰ってしまった。そこをたまたま通りかかった安倍くん。気がつくと、時短モードでまだ回転しているパチンコ台発見。しめしめ、あとは俺が回しちゃうもんね〜。よし、がっぽり儲けちゃえ!
 みたいな・・・・。やれやれ。
 もうひとつ「やれやれ」なのは、例の厚生労働委員会で委員長を羽交い絞めにして強行採決を阻止しようとした野党議員に対する、懲罰動議の顛末だ。懲罰委員会では、野党の委員長を不信任にしたあげく、与党のみでこちらも強行採決。欠席裁判。多数派による少数派に対する「いじめ」「みせしめ」。人格の下劣さが垣間見える、誰から見ても程度の低い行為だよね。端から見てどれほどおぞましく見えるか、その感覚さえ麻痺させてしまっている、政権末期の与党のバカ議員たち。
 保守派の人々は、東京裁判戦勝国による不当な裁判であり、無効だ、と言う。だからA級戦犯など居ない、と。でしょ?安倍くんのおじいちゃん。
 でも、それと同じことをしているのが今の保守・政権与党である自民党公明党なのだよ。強者の横暴。もう、民主主義もモラルも何も無い。めちゃくちゃだ。
 俺の願いはただひとつ。もう、やめてくれ。暴走機関車を止めてくれ。
 最大野党・民主党が頼りないなんて、言っている場合じゃあ、ない。とにかく与党の暴走を止めるために、彼らを選挙で大敗させること。そのために参議院選挙で「自民党」「公明党」に投票せず、「よりましな」他の党・候補者を選ぶこと。それしかないのだ。