ケータイの不思議

 携帯電話の機種変更をした。ポイントが溜まっていたから、1割程度の価格で変更が出来た。
 今の携帯は本当に薄くスリムに変わっていて、パタン、と閉じるイメージもまるで厚紙を折るような感じで、もともと折り目正しい(笑)俺にはとてもしっくりくる。暇なとき、パタンパタンと開いたり閉じたりして楽しんでるの(笑)。
 でも俺には、携帯の形はこれほどスタイリッシュに変化しても、やっぱりこの携帯電話というものにどこか未完成な感じが残っている気がしたのだ。その理由は何なのだろう?それを考えてみた。
 結論はこうだ。
 あの美しい液晶画面。これを眺めているときはいい。
 でも、一度電話がかかってくるや否や、この美しい画面がいきなり「受話器の耳あて」に変わってしまうこと。そして通話が終わった後、自分の耳の皮脂がべったりついた画面を眺めて、ため息・・・・(特に夏はひどいのよね。)
 そう、何で、液晶画面と受話器を裏表にしないんだろう?画面はプライバシーがあるからパタンと閉じる内側。通話するスピーカーは、閉じたまま通話できるように、外側。ついでに、外側は皮脂がついても目立たない素材にすればいい。
 確かに電話をかけるときは画面のアドレスを探したりするけど、いざ通話ボタンを押したあとは画面なんて見ないでしょ普通。だから画面と受話器を表裏にしても問題ないし、そうすれば電話したあと、ベッタリついた脂を袖で拭うちょっと恥ずかしいしぐさもしなくて済むのにね。
 こういう、誰もが少し違和感を感じながらも、なぜかほったらかしにされている不思議って、結構あるよね。
 どーでもイイ話、ケータイの不思議でした。