じゃあね、バイバイ、安倍くん。

 何だか。
 全部、放り出しちゃったね。安倍くん。健康状態、とかも言われているけど、曲がりなりにも「一国の宰相」だもん、にっちもさっちも行かなくなる前に、きちんと後継者に引継ぎして勇退するチャンスはいくらでもあったはずだよ。そうしなかったことは、やっぱりとんでもない無責任さだし、尋常じゃないよね。こんなタイミングで辞めたのは。
 たぶん、テロ特措法の延長期限を前にして、アメリカからの想像を遥かに超えるプレッシャーと、一向に追い風が吹かない民意との狭間で身動き取れなくなって「ボクちゃん、もうダメ・・・」となっちゃった、というところじゃないかな、なんて思う。その証拠が「だって、小沢さんから党首会談断られちゃったし。。」という無茶苦茶な言い訳だよね。この期に及んでまだ民主党に責任なすりつけるか?みたいな。
 じゃあね、安倍くん、ばいばい!
***************************
 夜7時のNHKニュースで安倍くん辞任のニュースを見ながら、なんだか凄い状況なのかも・・・と思った。アメリカとか、中国とか、いろんな国が大きな反応を示していたりする。
 思えば俺がこのブログを書き始めた年(05年)の9月に例の郵政インチキ選挙があって、どうもヘンだ、と思ってこのブログでも政治のことを少しずつ書き始めたのだけど、回りを見回したら既に同じように「コイズミはインチキだ」と主張しているブロガーさんがいっぱいいたのね。あ、やっぱりそうだよね、ととても嬉しくなっちゃって、それからは「UNDER THE SUN」をはじめ、そっち系のブログを貪り読んだりして。
 で、当のコイズミはその後も靖国に行って中国にケンカを売ったり、アメリカでバカ騒ぎしたりしたあげくに、安倍くんに全部丸投げして、逃げちゃったのだ。そして後を継いだ安倍くんはと言えば、やることなすこと裏目裏目、の体たらく。でもね、そのコイズミが選んだ安倍くんのおかげ(あまりにもひどかったおかげ)で、コイズミの化けの皮はやっと剥がれつつあって、その結果がこの間の参院選だったんだと思う。そして、参院与野党が逆転して、安倍くんが狙ってた憲法改悪とか、アメリカのいいなりのテロ特措法延長とかに、何とかブレーキがかかろうとしている。
 自民党自民党による自民党のための政治、歪みきった政治が、いま、たぶん、転換期を迎えている。その転換点は、やっぱり参院選だった、俺たちの声なき声だったのだ、ということなのだ。それを思うと、何だか、感慨深いのだ。
 と言ってるうちに、安倍くん辞任で自民党大復活、とか、なっちゃったりして。コイズミ再登板?なんて、縁起でもないハナシ。