加速する・・・

 金曜日。バーで一杯引っ掛けてご機嫌で帰宅した俺は、メールチェックしようとパソコンを立ち上げたのね。そうしたらネットが繋がらない・・・。ここ2週間ほどモデムの調子が悪くて、ときどき突然データが途切れたりしていて「怪しいな」とは思っていたんだけど、その日は電源をつなぎ直したり、そのほかいろいろトライしても全然ダメだった。
 酔っ払っていた俺はついにキレて「バン!」てモデムのマシンを叩いちゃった(笑)。そうしたら表示ランプが妙な具合に点滅しちゃったりして、とうとうご臨終。。そのことをあとで友達に話したら、「昭和の時代のテレビじゃあるまいし」って怒られちゃった(笑)。そう、モデムは精密機械ですものね。
 それはさておき、俺は翌日早速プロバイダーのサービスセンターに電話して事情を話したのだ(機械を叩いたことはもちろん秘密)。すると電話に出たお姉さんはとても親切に、モデムの故障なので新しいものをお届けします、と対応してくれた。まあ、モデムが届くまではしばらくネットから離れた生活もいいかもな、なんて考えて土曜日を過ごしたのだけど、今日(日曜)に早くも新しいモデムが宅配便で届いたのには正直びっくり。サービス対応の早さに感心する一方で、何だかちょっと怖くなった俺なのだった。

  • ネットが繋がらないだけで、キレちゃう俺とか。
  • 電話したら翌日にモデムが届いちゃうこととか。
  • それに驚きながらもどこか「当たり前」と思っちゃってることとか。

 こうして世の中、どんどん加速しちゃってるのかな?てね。多分、ネットは生活必需品になりつつあるから、プロバイダー側もスピード勝負の対応をしているんだろうけど、一方で、対応が遅いとキレちゃうお客も多いんだろうな、なんてことも想像をしちゃうのよね。
 ある調べでは、日本人の場合、電車が遅れてイライラし始める時間は5分だとか。外国に行くと、駅に時刻表がない国だってたくさんあるのにね。律儀な反面、日本人は余裕が無さ過ぎるのかもね。それが近年はどんどん加速している感じ。
 思えば、尼崎のJRの大惨事も、運転士が遅れた運行時間を取り戻そうとしてスピードを上げすぎたのが事故原因だったのだし。みんな、時間に急かされて生きている。現代人は多かれ少なかれ、そんな感じ。
 フォトンベルトという電磁波の大きな波が地球を通過していて、それが2012年にピークを迎える、それまでの間はピークに向かって時間の流れがどんどん速くなって感じられる、そして最後は時間という観念が崩壊して地球は5次元へ・・という説があるのを知ってますか?信じる信じないは別として、俺が思うに昨今の世の中の時間の流れの速さって、こういう物流や情報のスピードを見れば一目瞭然、加速しているのは間違いない。それにつられて人間の心の中もどんどん加速して、気短かになって、くだらないことで言い争ったり殺人にまで至ったりしている。それが今、という気がするのよね。
 モデムの話からどんどん話題も加熱して加速してっちゃった感じです、きょうは。ごめんなさいね。