40代、この体と付き合うこと

 実はひどい風邪をひいちゃって。。。
 突然ノドがいがらっぽくなって、あ、風邪が始まってるな、と思ったら案の定、ピッタシ1日後には熱っぽくなってダウン。
 そのあとはくしゃみ、鼻水、頭痛、とお決まりの症状が訪れるんだけど、ビタミンと蛋白質を十分にとって2日くらい安静にしてれば治る。高熱にうなされて見るナイトメアもそれはそれで一興だったりして(笑)。
 この歳になると、風邪症状の始まりから終わりまで、大体想像がつくようになるのよね。それが、いままでの俺の「風邪スケジュール」だったのだけど・・・。
 今回の風邪はちょっとタイヘンだった。3日目になっても4日目になっても、体温計の目盛の37℃と38℃を行ったり来たりするばかりで、一向に下がらない。おまけにいつもは「風邪スケジュール」の終盤にやってくる「頭痛」が中盤あたりから猛烈に襲ってきて、もう、後頭部から何本もぶっとい釘を刺されているみたいな痛みで。それもランダムに。それが3日も続いたからたまんない。
 薬を飲んでもほとんど効かないし、横向いてもズキッ、下向いてもズキッ、寝ても、トイレに起きてもズキッ、イタイ、イタ〜イ、イタ〜〜イ。
「イッテエヨオオオオ!」中年独身ゲイ、一人ぼっちの家で、叫ぶ。ホントに痛くて、叫ばなくっちゃいられないんだもの!
 横になっていると、まるで頭の中に向かって、体中の血がドクドクドクと押し寄せてくるような感じがするのだ。頭は爆発しそうに火照っているのに、手足はやけに冷たくて。
 それで、俺は一か八かの賭けに出ることにした。
 風呂を沸かして、半身浴してみようと思ったのだ。まだ微熱が続いている状態で無謀かとも思ったが、とにかく頭痛を何とかするためには、頭の血を下半身に下ろせばなんとかなるんじゃないかと・・。
 そして、決行。下半身だけスッポンポンという誰にも見せられないような姿で浴槽に腰を下ろすと、その心地良いこと。。。そして、手足が温まると同時に、あれほど強烈に俺を攻撃し続けていた頭痛はスーと和らいできたのだ!ついでにぬるめのお湯で髪を洗い、風呂場を出る頃には久しぶりにスッキリと生き返った自分がいた。
 たぶん、風呂のリラックス効果もあったのだろうが、思いつきで実行した一か八かの対症療法は大成功。人間やって40年以上経つと、このカラダとの付き合い方も少しづつ分かってくるものだなあ、とあらためて感じた次第である。
 でもこれ、万人にはオススメできませんけどねえ(笑)