人相学

 人生経験を重ねる中で、あるときから人相がガラッと変わってしまう人っているよね。
とは言っても実生活では長いブランクのあとの再会って、ありそうでほとんど無いし、同窓会で何十年かぶりに旧友に会うとか、法事や慶事で親戚一同久しぶりに集まったときに、あ〜このひと随分と変わったな〜、なんて思う程度かもしれないけど。
 でも、たとえば同居家族や、つきあいの長い友人や、職場の同僚とか、普段顔を合わせている人たちの場合は、そういった変化はわかりにくいけれど、5年前の写真がひょんなことで出てきたときに、あまりの変わりように愕然とすることがあるよね。
 それが売れっ子芸能人みたいに、どんどんアカ抜けて輝いていくのなら良いけれど、多くの場合は、ぶくぶく太っちゃったり、反対にやせこけて皺だらけになっちゃったり、いっぺんに髪が薄くなっちゃったり、というのが一般人のパターンだと思う。
 でもね、たとえそんな風に「あらら・・・」と思っちゃうような場合でも、例えば昔はどうもイケ好かないヤサ男だった人が、太ったおかげでなんだかとても柔和な雰囲気に変貌していたりすると、その人なりの人生経験が容姿に表れているような気がして、たとえかつての美しさを失っていても、逆にそこに好感を抱いたりするわけで。
 さて、そんな中、ほぼ例外なく、時とともに人相が悪くなっていく人種がいる。
 政治家だ。
 国民のため、国のため、地域のためと美辞麗句を並べて人々から票をかき集め、その実、当選すれば結局はカネと名誉に群がる魑魅魍魎たちに絡め取られて身動きできなくなる。それでもなお、マスコミや有権者の前では心にもないことを喋り続けなければならない、そんな、自己を際限なく分裂させる繰り返しの毎日の中で、彼らの顔はほとんどが醜く変化していくのだろう。
 そのイチバンの例が、安倍くん。首相になったら、こんなになっちゃった。ほっぺがぶる下がっちゃって、目の周りにクマ。最初は貴公子(!)みたいに言われてたのにね。(言われてたっけ?)。←使用後 使用前→
 あの竹中平蔵も、学者さんだったころは「笑点の座布団運び」みたいな感じでどこか呑気なイメージがあったのに、最近はどうもシタタカな妖怪みたいにしか見えなくて。ロードオブザリングに出てた?みたいな。
←使用後 使用前→
 女性も例外ではありません。この人、昔はクールな美人キャスターだったのに。片方の目の、下まぶたの下がり具合が怖いです。この目で睨まれたら石になりそうです。  ↓使用後の写真
 
 フクダさんも、官房長官の頃は冷静な中にペーソスある対応がそれなりの味わいだったのに、近頃は瞳がドヨーンとして、ますます無表情になっちゃって、まるで壊れた腹話術人形みたい。眉毛の白髪だけがヤケに目立つ、今日このごろ。ご愁傷さま。それ以外にも、イブキ、コガ、二階、大島(理森)、マチムラ、マスゾエ・・・悪役顔が跋扈する自民党。(この辺は、イヤなので敢えて写真は貼りません。)
 その点、オザワさんは別として、野党議員の方はまだマシかもしれない。やはりまだ最高権力を手にしていないからなのかな。共○党のコイケさんなんか、どこか純粋な感じがしてカワイイもんね(笑)。
 でもね、中には自民党でも意外に顔が変わってないように思えるのもいて、その筆頭は、悔しいけれどコイズミなのよね。あとQ間とか、ヌカガもそう。(あくまでも個人的な印象だけど。)
 なぜか。
 たぶん、このタイプは、権謀術数を弄するタイプじゃないのかな、なんて思う。そういえば失言連発の常連メンバーなのよね、この人たち。つまりは・・・・オバ○さんたち。騙されておだてられて、回りの本当のワルに、いいように利用されちゃうヤツら。トンデモないことを仕出かしてもワルの自覚がないから余計に、手に負えないのかもね。