「アホー」もはや、無政府状態

 アホー政権は一体何をやってるのかしら?て感じで。未曾有の経済危機と言われる状況のなかで、結局は何も有効な手立てを打ち出せないままに国会を閉じちゃいました。一方で国会が閉会したのをいいことに、政府内ではいま、ソマリア沖での海賊船征伐に(現行法で)海上自衛隊を派遣しよう、というようなハナシが、急遽進められているようですね。どうやら、中国が軍を現地に派遣することが決まったので、下手をすると「日本の船が中国軍に護衛してもらっちゃうかも」という事態が生じるらしくて、是が非でもそれだけは避けたい、ということなのだとか。こういうことにだけは瞬発力&機動力を発揮するのね。ホントにもう、矛盾だらけ。
 アソー政権はとにかくやることが矛盾だらけで、もはや日本は無政府状態アナーキー)と言っても過言ではないですよね。
 一方で見るに見かねた自治体が、独自に商品券を発行したり、役所で期間雇用したり、中小企業に特別融資したりで何とか地元を救おうと頑張ったりしています。それはそれでとても良い動きだとは思うのですが・・・。
 何だかあの最悪な小泉-竹中コンビが言ってた「小さな政府」というのが妙な形で実現しつつあるようで、とてもヤナ感じがします。地方はそれぞれ工夫して頑張ってほしい、なんて言ってたよね、あの売国奴コンビ。でもそのためには前提として中央が無駄を徹底的に排除して、スリム化しないと意味がないわけで。今は全くそうではなくて、ただ政府があまりにバカで無力だから仕方なく地方が立ち上がっただけで、中央はスリム化どころか、無駄なお金を浪費し続けている。そのうえ「定額給付金」なんていうバラマキさえ目論んでいるのだから堪ったもんじゃありませんよね。
 そんな中、クビ切りにあって不安な年末を迎えている派遣社員が数万人に及ぶとのニュースが連日報道されています。私の周りにはまだそういった深刻な状況に陥っている知人はいませんし、私自身も幸い今はまだ正規雇用で仕事を続けられています。しかし、世界的な大不況のトンネルの出口が全く見えない現状で、はたして自分だけノホホンとしていられるはずもないという、どこか行く先の見えない焦燥感ばかりが日々募ってゆく気がするのは確かです。
 かといって今この私に出来ることは何か?自問自答しても答えなど見つかりません。派遣・日雇労働者を支援するNPO団体に寄付するとかいうのも確かに一つの方法ではありますが、そのときふと「待てよ?」と思うのです。
 だって、我々は既に高額の税金を払っているのですから。。。特に私のような中年独身者ともなれば、相当な金額をこの国のために毎月、納めているのです。それをヘンテコな使われ方をされた挙句、その落とし前をつけるために私が国に代わって支援団体に寄付する、っていうのはやっぱり少しヘンだな、と思ってしまうのです。私が支援団体に寄付するまえに、国が税金を有効に使ってすべきことがたくさんあるはずなのです。
 いっそ、国民の助け合いのために寄付をした人はその金額を所得税からそっくり控除できるようにする、とか、国税地方税の金額比率は納税者の判断で決められるようにするとか、できないものかしらね。
 百害あって一利なしの腐った国会議員や私腹を肥やす官僚たちを排除するには、彼らにカネというエサを与えないようにするしかないように思うのです。もう、選挙まで待っていられません。