バカにしないでよ!

オザワ代表の第一秘書のタイホ。
ちょっとこれ、わかり易すぎません?この時期のタイホって。
ちょっと前に、ヤフーとかMSNのニュースソースが中立的な「毎日新聞」からいつのまにか富士山系(カタカナで読んでね)グループの新聞に取って代わっていて「イヤだな〜」と思っていた私ですが、ここ数日は特に「民主党解剖」という特集記事が連載されていて「「綱領」なき政党」、「「小沢首相」は大丈夫か」なんていうタイトルがニュースのトップ項目に上がっていたりして、これはやっぱりオカシイゾ、なんて確信した矢先の出来事。
これによって誰がトクをするか、それを考えてみれば、誰だって「自民党だ!」って、わかっちゃいますよね。
しかし、西松建設献金疑惑はオザワ代表だけでなく、金額は少ないものの、尾身とか二階とか森とか、自民党の議員も大勢絡んでいるのです。彼らを危険に晒してまで捜査が進んでいるわけです。
おかしいですよね。つまりおそらくは、これは自民党内部で謀られた「国策捜査ではなく、また別のグループによる陰謀に違いありません。
オザワ氏が「次の首相候補」トップに躍り出たこの時期に、このあまりにもわかり易い「追い落とし」の手法。これはそう、メリケン親分が大統領選で大々的に繰り広げた手法「ネガティブキャンペーン」そのものです。
ところでこのところ、コイズミが久々に吼えまくったのはご存知の通りですが、にもかかわらず、マスコミ以外は冷たい反応で、結局「もう口出ししません」と白旗を挙げたのが昨日のこと。そして、明日はいよいよ定額給付金の財源を含んだ補正予算の採決です。コイズミに賛同して採決を欠席する(造反する)与党議員がどれだけ現れるか、見ものです。
今回そんなタイミングでの、オザワ民主への強烈なネガティブ・キャンペーンなのです。コイズミの威信が地に落ちる瞬間を人々の目から誤魔化すと同時に、政権交代によってコイズミ改革の欺瞞が白日の下に晒されることだけは、何とか避けたいと、画策する動きに他なりません。
つまり、コイズミを吼えさせたグループ、おそらくは郵政インチキ民営化を強引に進めた一味の「悪あがき」こそが、今回の国策捜査の主導者に違いないのです。そのバックには、ネガティブキャンペーンを得意とする、かの「宗主国」がいるわけです。そういえば、AIGも破綻寸前だとかいうハナシで。。。
それにしてもこれ、ストーリーが安っぽくてわかり易過ぎで、なんだかこちらがバカにされているような気さえしてきませんか。この辺が「ハリウッド」の限界なのでしょうか(笑)
バカにしないでよ! そっちのせいよ・・・って言いたくなります。日本国民をナメてます。
いくらオザワ民主のネガティブ・キャンペーンを張っても「だからやっぱり自民党がいい!」なんて、思えるはずがないじゃないですか、今の惨状では。
なんだか書きなぐっちゃいましたが、この件、植草さんがしっかりと解説して下さっています。→「小沢代表秘書逮捕・予想通りの政治謀略の深い闇