百匹目の猿

 先日、気になるニュースがあって。それは石川優子さんが20年ぶりに復活する、というハナシ。正確にはチャゲのニュー・アルバムで往年のヒット曲「ふたりの愛ランド」のデュエットを再録したということなんだけど、つい先月、優子さんをこのブログで取り上げたばかりの俺としては、ちょっとオドロキのニュースだったわけ。
 以前にも書いたのだけど(→「りんご復活はあるか」08.02.16の日記)、当ブログでは70年代〜80年代の歌手やアイドルについて、hiroc-fontanaが気の向くままにピックアップして書いているわけだけど、その時その時になんの気なしに取り上げた歌手やアイドルが、しばらくすると活動を再開したり、CDが復刻されたり、久々にテレビに登場したりするケースが度々あって、自分でも「これって予知能力かしら?」なんて思ったりしたこともあったのね(笑)。
 例えば、ここ数ヶ月に取り上げた人で言うと、
郁恵ちゃん → オリジナルアルバムが突然復刻された(祝)。
アキナ → 先日のゴールドディスク大賞の表彰式で久々に公の場に姿を見せて、遅刻騒動で相変わらずのお騒がせ(涙)。
ルミ子さん → 自動車事故を起こしてニュースに(涙)。
みたいなね。まあはっきり言って、ショボいトピックばっかりではあるのだけどね(笑)。ただ、そのあとに優子さんの復活があって、この流れでいくと次は八神純子さんがいよいよ活動再開してくれるのかしら?なんて思っちゃうわけ(笑)。(あ、そういえば上に紹介した林檎ちゃんのエントリーに関して言えば、あのあと彼女はデビュー10周年を迎えてそれなりに盛り上がったのよね。。。)
 ・・・まあ、「偶然」とか「こじ付け」とか言われたら、それまでのことなのだけど。

 ところで、一つ前のエントリーで紹介したジャーナリストの田中良紹さんも、とむ丸さんやきっこさんが取り上げてから俄然、注目を浴びているみたいなのよね。なんだかこれって、俺の予知能力云々というハナシではなく、いわゆる「“百匹目の猿”現象」なのかも、とか思ったりしてるの。こんなに凡人の俺なのに、何だか知らないうちに、世の中の動きにいつの間に敏感に反応しちゃってるのかも、みたいなね。プライベートでもここのところちょっと出来すぎた偶然が重なっていて、「フシギ〜な感じ」なのだ。
 そういえば、ここでも胡散臭さを再三指摘してきたオザワさんの違法献金騒動だけど、世論評価だけで見ると、マスコミが大騒ぎしているほどには「オザワ辞めろ!」という意見ばかりが多いわけではなくて、賛否が伯仲しているみたいだし。(あとは、自民党の二階さんがどうなるのか、顛末を見守るほかないわね。)
 そんな世間の反応を見ていると、いままでマスコミに踊らされつづけてきた日本人だけれど、「自分の目で真実を見極めたい」という意思を持った人たちが、もしかすると確実に増えてきているのかも、なんてことを思うのだ。そんなマインド・ウェーブの大きなウネリの中で、こんな俺ももしかすると「百匹の猿のうちの一人」になりつつあるのかしら、なんて思ったりしてね。そうだとしたら、それはそれでワクワクするのだけど。