メモランダム

なんだか、この国は本当に「Vフォーベンデッタ」の世界になってきているのかもしれません。一体、真実はどこにあるのでしょう。。。

  • 和歌山毒入りカレー事件

 かつて世間を賑わした被告は、動機も直接証拠も明らかにならないまま、最高裁でも死刑判決となりました。私も事件発生当時は、マスコミの過激な報道にいつの間にか引き込まれて、報道される林被告のヒールっぽさからしても「当然、彼女が犯人だ」と思っていました。
 でも今この時期にこの事件を振り返ったとき、動機も確たる証拠もないのに、本当にこの事件を簡単に死刑判決で終結させてよいものか、疑問に感じてしまいます。
 それは私が年齢を重ねて当時よりも物事を多少なりとも多角的に捉えられるようになった、ということかもしれませんが、それよりも「西松問題」によって、検察やマスコミに対して大きな不信感を抱くようになったことが大きいように思います。
 同じように感じられている人は、少なくないのではないでしょうか。
 そういえばデビ夫人が右翼街宣車に植木鉢を投げつけたという「事件」も、どうやら警察にハメられた可能性が高いようですしね。→こちら

 「反戦な家づくり」さんも書かれていますが、ベスト電器がDMで障害団体向けの郵便料金割引制度を不正に利用して数億円の支払いを免れていた件、これがあまりに大々的に報道されることが腑に落ちないのです。
 単に昨今のマスコミ報道に対する不信感がそう思わせているのかもしれませんが。
 これに関連して民主党へのネガティブ・キャンペーンが用意されている、というようなハナシもありますし、不正を見逃した郵便事業会社へのバッシング(→早く完全民営化しなさい、という世論誘導)の可能性もありますね。
 ただ、この事件よりももっと優先的に報道すべきこと、たとえば「かんぽの宿のその後」とか「自民党森田ケンサク(あえてそう呼ぶ)そして二階の政治とカネ問題」があるのになぜ不正DMばかり?と思えて仕方ないのです。