メモランダム

 夏休みも終わり、またまたウィークリー・ブログとして再スタートです(笑)

  • ロッポンギ・コネクション

 毎回楽しみに読ませてもらっている田中良紹さんのthe journalコラム「国会探検」ですが、珍しく芸能ネタが取り上げられて(「のりピーで「目くらまし」」)、「ん?」と思ったのですが、いえいえこれがなかなかすごいネタだったのですね。
 一部では「のり塩事件」というキイワードで盛り上がっているこのネタ、いつの間にこんな「裏ウィキ」まで登場しています。読み物としても、とっても面白いです・・・。
 つまり、のりピーのタイホは「オシオ事件」の目くらまし(のりピーは“スケープゴート”)であった、ということですね。死者まで出たオシオの麻薬ルートこそ本来は追及されるべきであるのに、警察もマスコミも何だか及び腰で、絶妙なタイミングで(!)出てきた「のりピー事件」を、渡りに舟、とばかりに執拗に追いかけている、という構図です。
 オシオのルートには、バックに「桃太郎」や「おエド」やもちろん「893」も深く絡んでいますし、驚いたことに「麻○ケイサツ」までもがズブズブの関係だったとか。そして何よりというか、やっぱりというか、ここに「自○党」が登場します。有力政治家「M」のドラ息子が入り浸っていたのが、例の「オシオ事件」現場となったヒルズの一室だった、というハナシです。そこでケイサツやマスコミに圧力がかかっているとか、いないとか。
 私は以前のエントリーで、のりピーの事務所の先輩としてクサいパフォーマンスを繰り広げた「森田ケンサク」について、単純にアニキ面(づら)を見せたいが為の安っぽいイメージ戦略か、などと書きましたが、「自○党+サンミュージック」の唯一の共通項であるケンサク氏があの時点でコメントを発表した、というのも、今振り返ればなるほど腑に落ちる気がします。
 ケンサク氏の「無事に帰ってきてほしい」というコメントによって、のりピーの失踪は却って世間の注目を浴びる結果になりましたし、今から思えばあれも、彼女が「悲劇のヒロイン」から「犯罪逃亡者」へ変貌を遂げるドラマティックな展開には欠かせないエピソードだったように思えなくもありません。
 選挙を目前に控えた与党としては、スキャンダルは隠蔽したい。
 一部でクスリ漬けが盛んに噂されていたアイドルを野放しにしていたプロダクションとしては、「知らぬ存ぜぬ」を通して企業イメージを守りたい。
 二つの思惑、二つの組織のその要請によって、ケンサク氏の登場、となったのかもしれません。
 さて、政権交代ももはや夢ではなくなったように言われていますが、もしそれが本当に実現したら、この事件の全貌が明らかになる日も来るのでしょうか。。。

  • 国旗切り張り行為へのこだわり

 政権与党が、選挙公示後でさえ民主党批判ばかりを繰り返すしか能が無い、というのも困ったものですが。
 与党ソーサイの今の攻撃ポイント(トレンド)は、鹿児島の民主党集会における「国旗切り張り」(が「けしからん」)のハナシです。
 私の個人的な立場としては、たとえば家族の写真を大切に扱うように、国旗も大切に扱うのは当然のように思っています(喩えは適当ではないかもしれませんが。。汗)。ただ別な面から見れば「写真=紙」であるのと同じように「国旗=布」ですから、国旗掲揚の際は最敬礼しなさい!と言われたとしたら、ちょっとねえ・・・というのが正直なところだったりします。その一方、家族の写真をビリビリに破く行為にはとても抵抗があるように、たとえ国旗が布として格好の素材だったとしても、それを切り張りして別の旗を作って下さい、と言われたとしたらやっぱりちょっと気が進まないと思うのです。
 この問題は、本当に人それぞれの感じ方があるように思います。それぞれの哲学とか、倫理観とか、同時にそれとは別に厳然と存在する「現実」との折り合い、その度合いとか・・・。
 たとえば同性愛も含む「性」に対する考え方が、百人いれば百通りあるように、これは「善・悪」での判断ができるものではなくて、「好き・嫌い」あるいは「快・不快」で捉えられてしまう問題に近いような気がします。国旗というもの(国体のシンボル?ただの布?)をどう捉え、それにどれだけこだわるか。ということです。
 ですから一つだけ言いたいのは、このハナシはアソー氏が私人として(もちろん有力者として)、信条として個別にマスコミに話すのは良いと思うのですが、選挙を争う党首討論会の場で、ソーサイ(党首)の立場で話すのは、少し違うのではないか、ということです。
(何だかこのハナシ、ジミントーからゲイである私に「男なんだから女性と結婚して子供を作れ!それが当然だ!」なんて言われているみたいな気がしてしまうのですよ・・・ちょっと被害妄想ですけど。 笑)