もどかしい夢の実現〜政権交代なる

hiroc-fontana2009-08-31

 昨日は日曜日だったのですが、私は仕事があって一日、外に出ていました。もちろん、先週のうちに不在者投票は済ませていましたけどね。
 夜、家に帰って、ビールを用意してワクワクしながら開票速報を見ようとテレビを点けたら、すでに「民主党300議席超見込み」というテロップが(ちょっと拍子抜け・・・)。そうは言っても、応援しているあの議員、憎たらしいあの議員の当落を確認したいという興味が勝って、結局夜半までテレビにかじりついていました。
 マチムラ、武部、小池、大村、額賀、中川秀、イブキ、高市・・・。大嫌いな自民党議員が次々と「敗北」確定して、ひとりテレビの前で「ガッツポーズ&拍手」の私でした。その一方、コイズミJrをはじめ、息子がロッポンギ疑惑の渦中にあるはずの森ヨシローや、安倍くんやフクワ術人形やアホーといった面々(日本を壊した張本人たち)はあっさりと「当確」に。私としては彼らの地元の選挙民の皆さんに「ホントウにそれでいいのかしら?」と問いたいのですが。
 そのうえ、あれよあれよと言う間に「敗北」したはずの彼らもごっそりと「比例復活」を果たして、ゾンビのごとく生き返ってしまったのでした。やっぱり奴らはターミネーター(もちろん悪ダマ)ですね。やれやれです。でもやっぱり、小選挙区比例区との重複候補というのは、おかしいと思いませんか?「アイツには絶対落ちてほしいから相手候補に入れたい」という消去法で投票した地元民の投票が、党の意向によって蔑ろ(ないがしろ)にされてしまうのですよ。比例区は単独立候補者のみに限定すべき、と思います。
 そして、hiroc-fontanaが密かに応援していた保坂さんや、亀井久興さんは残念ながら落選・・・。
 長く待ち望んでいた政権交代は実現したものの、正直どこか少しスッキリしないものが残る選挙結果でした。

 それにしても、今振り返るとこの政権交代の立役者はやっぱりオザワ氏でしたね。西松問題のあとの代表辞任のあのタイミングの絶妙さ、あのあと明らかに風向きが変わって民主党に追い風となりました。その後はブレブレアホー自民の「敵失」ばかりで、国民の意思は「政権交代」の方向にどんどん集約されていったような気がします。ある意味、正直だけどリーダー失格の麻生タローというヒトも、準主役として、とてもわかり易く素晴らしいパフォーマンスを繰り広げてくれましたから、我々は今こそ、彼には感謝すべきでしょう。

 さて、勝負はこれからです。来年は参議院選挙ですから、それまでに「こりゃダメ」となれば、民主党にすぐにでも審判が下る可能性があります。そうなれば早くも「死に体」政権です。
 そうならぬよう、是非とも国民目線で民主党(や社民党国民新党)には頑張ってもらいたいものです。幸い鳩山政権では、自公政権よりは他党と積極的に意見交換をしていく姿勢のようですし、永遠の野党・共産党でさえも「良い政策には協力する」と言っているようですから、これまでのように国会での議論が揚げ足取りや奇襲作戦に終始することなく、本来の機能を取り戻し、真に国民のための議論を深める場にしていってほしいと思います。