新政権への期待〜何だか身内が出世したみたいな。

 昨日の鳩山政権の閣僚記者会見。深夜でしたけど、かなりの視聴率だったそうですね。先の衆院選当日の投票所での行列などもそうでしたけど、今回の政権交代は本当に国民が望んで成し遂げたものなのだな、ということがよくわかる現象です。
 民主党は、この期待に応えなければならないわけですから、本当に大変だと思いますが、我々国民の側も、少しのつまづきがあったとしても当面の間は、我々が推した政権を応援していく姿勢が必要でしょう。そこが、これまでの自民の「たらい回し政権」発足時とは全く違うところです。
 閣僚の会見を見て、いままでの自公政権のように「顔も見たくない」というような腹黒そうな顔ぶれはほとんど(「全く」とは言えませんが)居なくて、むしろ長妻さんとか原口くんとか福島さんとか、今まで政治討論番組などで「うん、そうそう!もっと言ってくれ!」と応援していた顔ぶればかりで、何だか「お偉い地位に大抜擢された身内が、ぎこちない挨拶をするのをハラハラしながら観ている家族のよう」な、そんな気持ちにさせられた私です。
 それにしても、政権発足2日目にして「郵政民営化見直し」「後期高齢者制度廃止」「核持込密約についての徹底調査」「アニメの殿堂着工中止」「ガソリン暫定税率廃止」などなど・・・大臣が次々と嬉しい発言を繰り出してきて、なんだかワクワクしてしまいます。まあ、政治家の言葉は重いようでいて実は軽いものですから、今後の動向は見守る必要はあるかと思いますが、やっぱりこれが「政権交代の醍醐味」なのですね。風邪っぴきながらも、久々に清々しい思いで一杯のワタシです。
 ただひとつ、喉にささったホネが「マスゴミ」です。
 民主党が公約にしていた「記者クラブの解放」は大手マスコミの圧力でもみ消された、というハナシがありますが、私たちが得る情報源のほとんどはその「大手マスコミ」からですから、いまのところ事実の確認は難しいようです。
 その大手マスコミが、さらにそのスポンサーとなる大企業の圧力によって新政権の足を引っ張るのが、イチバンの障害だと、私は思います。アメリカのオバマ大統領が、巨大保険会社とマスコミと共和党が結託して国民皆保険導入の反対キャンペーンを張られたことによって、政権発足以来の逆風にさらされているように、比例でゾンビのように復活した自民の腹黒い古ダヌキの面々が、ズブズブの関係を続けてきたそれら関係企業・関係団体・マスコミと手を結んで、どんなことを仕掛けてくるか、要注意です。
 ちなみに。ネットでホームページを開くと、今はトップページのニュース・ソースが「サンケイ」につながっている場合が多くて、サンケイの場合特に見出しがスポーツ新聞なみにひどいので、鵜呑みにするのはキケンなのです。良識ある多くのネットユーザーはそれに気付いていると思うのですが、まずこれを何とかしないといけないのでは?と思っているワタシです。