テレビは観るな、新聞・雑誌は読むな

 このブログを定期的に訪れてくださっている奇特な方々はご存知でしょうけれども、実は先週、今回と同じタイトルの日記を一度アップしていたんです。
 昨今の度を越えた鳩山政権バッシング、それに普天間基地移設問題についてのアメリカに擦り寄った報道、それらがあまりに目に余るものですから、書かずにはおれなかったんです。でも書いてみて、これはちょっと論点がずれているな、と思ってその日の日記ごと削除してしまいました。
 そうしたら、アンテナでリンクしている植草一秀さんのサイトで、15日にズバリなエントリーが上がったので、溜飲が下がると同時に、これはそのまま内容を紹介したいな、と思いまして、今回手抜き(笑)の再エントリーとなりました。
 以下、引用です。

 本ブログで繰り返し警鐘を鳴らしているが、マスメディアの鳩山政権批判が激しさを増している。批判の対象とされているのは、2010年度予算編成問題、普天間基地移設問題がその中心であったが、ここにきて中国の習近平副主席と天皇の会見問題も大きく取り上げられている。
 客観的にみて鳩山政権の対応に批判される事柄はまったくない。鳩山政権は2009年度補正予算および2010年度当初予算編成の基本方針を、従来の超緊縮から景気中立に柔軟に変化させつつある。鳩山政権の政策スタンスの変化を反映して、日経平均株価は9000円割れ目前の水準から1万円の大台回復を実現した。鳩山政権の極めて柔軟で的確な判断が功を奏したといえる。
 沖縄の普天間基地移設問題も、米国の強硬姿勢に怖気づいて拙速に最終決着を求めることをせずに、時間をかけて結論を得る方針を定めた。米国の言うがままに戦争に加担し、国益を喪失してきた小泉政治の対米隷属外交から明確に一線を画す姿勢は高く評価されるべきものだ。
 マスメディアが歪んだ主張を全面的に展開して鳩山政権を攻撃する理由は、政官業外電の悪徳ペンタゴン=利権複合体による利権政治を復活しようとの執念の表れである。今後の政局の最大の焦点は2010年夏の参院選である。参院選に向けて鳩山政権を攻撃し、鳩山政権の支持率を引き下げ、参院選の与党勝利をいかなる手段を用いてでも阻止しようとする悪徳ペンタゴンの思惑が透けて見える。
 日本政治刷新を希求する心ある主権者は悪徳ペンタゴンの魔手から国民本位の政権を守らなければならない。言論空間を支配するマスメディアの大半が悪徳ペンタゴンの一角を占めている現実を直視し、草の根から真実の情報を伝えてゆく努力を怠ることができない。意識をもった行動が不可欠である。
          植草一秀の『知られざる真実』

 あとはリンクしてある本文をお読みいただくとして、つい4ヶ月前に私たち国民の一票によって選んだ新政権が、ちょっと足踏みしているように見えるからといって、我々は絶対にマスコミの偏向報道に踊らされてはいけない、と思います。
 テレビは観ず、新聞は読まず、電車の吊り広告には目もくれず。自分の知覚を総動員して正しい情報を探り、手に入れていかなくてはいけない(また、その気になれば手に入れることができる)時代になったように感じています。