2009・アニバーサリーイヤー

 さて、本年最後のエントリーは、今年一年のミュージックシーンを振り返って、と行きたいところだけど、そういえば何がヒットしたのか、とんとわからないわ・・・なんて、去年も書いたような気がする(笑)。まあ、風物詩のようなものとしてご勘弁くださいませ(笑)。
 昨日のエントリーで書いた「政権交代」もそうだけど、今年は色んな意味で節目の年だったのかなあ、なんて思う。だってね、追悼した有名人を思い出すだけでも、マイケル・ジャクソンを筆頭に、大原麗子さんとか森繁さんとか、円楽さんとか、キヨシローさんもね、いわゆる各界の“大物”と呼べる人たちが鬼籍に入られたのよね。特にhiroc-fontanaにとっては、マイケルなんかはいまだに、この世にもう彼が居ないことが信じられなくて、ひとつの時代が終わったのかしら・・・なんてシミジミ思えちゃうのね。スリラー(紙ジャケット仕様)
 一方で、俺の愛するアーティストたち。モモエさんは引退30周年で素晴らしいDVD−BOXが出てその密度の濃いパフォーマンスを堪能させてくれたし、聖子さんもデビュー30周年ということで念願の80年代アルバムの復刻があって、全盛期の彼女をとりまく圧倒的なパワーがその10年間に凝縮されていたことを再認識させてくれた。太田裕美さんは35周年で突然ニュー・シングル(「初恋」)をリリースして、相変わらずの“さりげなさ”でほんわかとさせられて。初恋そういえば10周年の椎名林檎ちゃんもほんっとに久しぶりに単独名義の新作(『三文ゴシップ』)を出してくれて、これまた才能ほとばしる素晴らしい内容だったしね。三文ゴシップ意外なところでは先日も書いたけど、デビュー40周年の由紀さおりさん。新作(『いきる』)も素晴らしかったけど、コンプリート・シングル・コレクションもよく聴かせてもらいました。
 海外では、これまた40周年を迎えたカーペンターズSong for You子供の頃大好きだったアルバムの数々、紙ジャケ盤を遅ればせながら手にして聴けたのも今年の収穫。
 そう、今振り返ると、本当に今年俺が触れた音楽といえばアニバーサリー関係ばっかりだったのよね。これも何だか「節目」を感じる出来事でした。まあ、裏を返せばCD不況のなかで、レコード会社もアノ手コノ手で大人の購買層をシゲキしようとしているのだろうし、音楽界も低迷とはいいながらそれだけ層が厚くなってきているということなのかな。
 新作で言えば、アキナの3年ぶりの新作(『DIVA』)DIVA(初回限定盤)のカッコよさにはビックリ仰天。アキナは今年ホントに元気だったけど、新作引っさげてツアー、なんてことは全く無く新作はほったらかし状態で、アキナはこれまで以上に隠遁生活にお入りになってしまって。ほんとに勿体ないハナシだわ。あとは年末に入って、もうカッコよすぎて向かうところ敵なしでこれから一人、彼女は果たしてどこへ向かうのか心配になっちゃうアムロちゃんとか、もう深化しすぎて仙人に近い感のある中島みゆきさんとか、あの天才・清水ミッチャンバッタもんも待望の新作を出してくれて、hiroc-fontanaとしてはちょっと嬉しい悲鳴だったりもして。そんな感じで今年1年のミュージック・シーンを振り返ってみました(って、これだけかよ!みたいな 笑)。

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