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全部わかった!国際銀行家たちの地球支配/管理のしくみ (5次元文庫 あ 3-2)

全部わかった!国際銀行家たちの地球支配/管理のしくみ (5次元文庫 あ 3-2)

 リンクさせて頂いているアンテナサイト「日本人が知らない恐るべき真実」を管理されている安部芳裕さんの著書。オススメの力作です。
 ご本人による紹介文→http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/
 先日渋谷の書店をぶらついていたら、この本が入り口にドドーンと平積みされていて、安部さんには失礼ですけどちょっとビックリしました。なんとお店のベストセラー第3位(!)だったのです。この本を手に取る人がこんなにいるなんて、日本人の意識もいつの間にか変わってきているのかもしれませんね。
 今回の日記はこの本の内容紹介ではなく、この本からインスパイアされた政治ネタなどをとりとめなく書きますので、まとまりが無いかもしれませんが、どうぞお付き合いください。

 私、すでに民主党にすっかり愛想を尽かしています。それは私だけかと思っていたら、今まで民主党を応援していたちょっと政治にうるさい親戚のおじさんも、やはり同じでした。民主党の実行力の無さにアタマにきているそうです。
 政権交代して半年。すでに任期の8分の1に当たる月日が流れたにも関わらず、新しい日本の姿・今後の方向を何一つ具体的に示すことが出来ないでいる鳩山政権。我慢強い国民も、半年も過ぎればさすがに堪忍袋の緒が切れた、ということなのでしょう。先日の地方選挙で相次いで民主推薦の候補が落選したのはその表れだと思うのです。
 あいも変わらずスキャンダルやスポーツニュースに現を抜かして必要な報道をしないマスメディアにも問題はあります。しかし、正にそのような、自民党政権下で国民が常々「おかしい」と思ってきたことを解決してほしい、との願いを込めた政権交代であったはずなのです。しかし、そうした身近で分かりやすい改革(記者クラブの廃止など)は何一つ手をつけられないまま、官僚による囲い込みと、自ら出したマニフェストの呪縛にがんじがらめになっている民主党。検察が生んだ冤罪を追求せず、普天間の県外移設も難しくなり、事業仕分けの成果もほとんど挙げられず・・・それでいて子ども手当夫婦別姓外国人参政権付与など、なお賛否両論ある政策だけを先走って決めようとするバランスの悪さ。半年が経過して、そんな民主党へのイライラのマグマがいよいよ噴出寸前まで来ているのは間違いないと思います。
 自民党をはじめ野党は、それら国民の憤懣やるせない思いの“受け皿”となる絶好のチャンスなのに、冷静な判断力を持った国民はさして問題視していないような瑣末な問題、「政治とカネ」で国会を空転させるばかりで、それが国民のイライラをさらに募らせていることにさえ気づかない体たらくです。
 民主党への落胆は、政治そのものへの落胆に繋がってきます。期待を込めた政権交代であっただけに、影響は大きいのです。そしてそれは、いま曲がり角に差し掛かっているこの国にとって大きな損失だと思うのです。

  • なぜオザワ氏が憎まれるのか?

 今の政界で、霞ヶ関に手を突っ込んで官僚主導の政治をひっくり返すことができるほどの力のある政治家は、オザワさんを置いて誰もいない。それは衆目の一致するところです。おそらく実際にそうなのでしょう。
 今、オザワイチローという政治家に対するマスコミの叩き方は、まるでリンチのように見えます。何としてもオザワ氏を失脚させたい、という強い意志が感じられます。そのヒントが本の中にありました。それは中国・韓国とのつながりです。
 比較的リベラルな安部さんの著書においても、オザワ氏が中心となって進めようとしている外国人参政権の付与に関して、国の存続を揺るがしかねない問題として、強い懸念が述べられています。つまり、オザワ氏が進めようとしている政策の中には、左派も右派もなく“危険”と思わせる極端な内容のものが少なからず含まれており、彼が豪腕であるがゆえに、多くの有識者に不安を与えている可能性があるのです。だから、だれ彼構わず、彼を叩く。鳩山さんが「友愛」をいくら叫ぼうが、オザワ氏に比べればその実効性から見てさして影響はないのです。
 もちろんその中には誤解や風説に近い内容も多分に含まれている気もするのですが、そんな状況に置かれてさえなお、あきれるほどに小さな発信力のまま、甘んじてそれを受け入れているオザワ氏に、頑迷さと古臭い不器用さを感じてしまうのです。

  • すべてはカネ

 今年の冬は、これで本当に地球温暖化が起こっているの?と思わせるような寒い日が続きました。それさえもマスコミでは“異常気象”の一言で片付けられてしまいますが、これも考えようによっては、ただ10年・20年前の冬が戻ってきただけ、と思えてしまうのです。そんなふうに感じている人、少なくないのではないでしょうか?
 地球温暖化の元凶は本当にCO2なのか?それは一つの仮説でしかありません。そもそも地球温暖化さえ多くの科学者は疑問視しているのですが、そのようなハナシはスポンサーの息がかかったメディアでは決して報道されません。一方で、テレビをつければ一日中CMで「エコ」「CO2削減」「低炭素社会をめざせ」の連呼です。確かに省エネとリンクしたCO2削減はしないよりした方が良いのですが、危険極まりない原子力発電までをも「クリーンな発電」と喧伝してしまう無茶ぶりには閉口します。原子力発電は、カネになるのでしょうけど、あまりに不自然です。
 いまや、不景気の中でのカネ儲けにはエコを謳い文句にするのがイチバンなのでしょう。でも、エコ商品への買い替えのウラでどれだけ、まだ使える工業製品がムダに廃棄されているのか、あるいは新たな産業廃棄物が生まれているのか、考えると本当にバカバカしくなってきます。
 ちなみに、戦争はイチバンの景気対策だそうで、テロとの戦いのきっかけとなった「911(貿易センタービルへの攻撃)」も、戦争を続けて経済を潤わせたいアメリカ側の自作自演であった、というのがネット上では定説となりつつあるようです。あれがイラク戦争への口実になり、アメリカはイラクの油田を確保しました。崩壊した貿易センタービルも本来は建て直しが必要な“厄介者”であって、あの崩壊によって解体コストが浮いたとか、同時にオーナーに莫大な保険金収入が入ったとか、カネにまつわる怪しい噂が跡をたちません。(くわしくは安部さんの著書をお読みください。)
 世界平和のため、人類のため、と言いながらそのウラで金儲けをたくらんでいる人間が数多く存在している、そのことだけでも不愉快ですが、何よりもっと腹が立つのは、彼らこそが世界平和を脅かしている張本人であり、すべて仕組まれたマッチポンプであって、その中で我々が踊らされているだけなのかもしれない、ということです。つまり温暖化もウソ、テロの暗躍もウソ、全ては金儲けのため、というふうな。。。やりきれません。

 この不況下で、ドル安・円高が続いていること。おかしいと思いませんか?今の日本の経済や財政状況を鑑みれば円安に進むべきなのに、逆に円高が進行している。安部さんが著書の中に書かれていますが、実はアメリカは日本以上に深刻な財政難に陥っているのです。それがあまり日本では報道されない。
 ところで日本は巨額の米国債保有し、さらに毎年買い増しして、アメリカを支えています。一時、中国が大量に米国債を引き受けて保有高トップに踊り出ましたが、中国は2009年末から買い控え、いまだ買い増している日本が再び最大の債権国になったそうです。
 財政難のアメリカを財政難の日本が支えているのですね。そんな日本も新年度予算では、税収を上回る史上最高額の新規国債を発行することになります。これに本当に全部買い手がつくのでしょうか。もしつかなかったら国債の暴落が始まり、日本の経済は致命傷を負うことになります。それでも日本は米国債を売らずに持ち続けられるでしょうか。(しかし一旦売れば米国債が暴落しますから、売るに売れないのかもしれませんが。)その意味では円高・ドル安は、図らずも日本国債アメリカの投資家が買うのに好都合だそうで、いざとなればアメリカ側も日本国債を自然と引き受ける格好になる可能性が高いようです。もたれ合いです。
 一方、アメリカがデフォルト宣言して債務を一掃するという噂も根強いですし、そうなれば世界中の経済が大混乱となり、中でも日本は一番の被害者になるのは確実です。
 これらを考えるに、いまやアメリカと日本は一蓮托生、このまま騙し騙しの綱引きを続けていくのか、はたまた共倒れかの、ふたつに一つの状況なのではないでしょうか。
 そんな状況下、とにかく私たちは、分不相応の消費生活やマネーゲームなどには目もくれず、人間本来の生き方、自給自足生活をどのようにして再構築していくかということを真剣に考えていくことが先決で、それが最も現実的なことのように思えてなりません。しかしそれも、都会での文化的生活に馴染んだ私には、所詮は夢物語なのです。いずれにしてもこれから先、何らかの覚悟が必要ですね。。。