またまた女王さまに謁見〜松任谷由実コンサートツアー2011

Road Show
 おかげさまで今年に入ってからこのブログのページビューやアクセスが急激に伸びたのだけど、ここ最近の検索キイワードで常に上位にあるのが実は「ユーミン」「Road Show」といったワードなのよね。つまり、ユーミンファンの方が多く訪れて下さっているということ。これはもちろん、ユーミンファンの熱意もさることながら、ユーミン自身が今年40周年を迎えてとても充実した活動をしていること、そしてこのブログでも以前取り上げたとおり、新作『Road Show』の出来がとにかく素晴らしい!からだと思うのよね。。
 さて、このワタクシめも今年に入ってユーミン熱が急激に再燃したひとりでして、新譜はもちろん、80年代以前の作品を集めた紙ジャケBOXなぞを中古で入手までして、いま、ユーミンを聴きまくっているのです。
 そしてそして、行ってきました!コンサートツアー2011!6月26日神奈川県民ホール
 まだツアー真っ最中ゆえ、ネタバレになるので今回はあまり詳しくは書けませんが(でも下の方にちょっと書いちゃってますが 笑)、とにかく素晴らしかった。。。サービス精神旺盛で観客を120%楽しませるために決して手を抜くことなく全力を尽くすユーミン&そのスタッフの心意気がびしびし伝わってきて、感謝、感激。。。本当に夢のような2時間半を体験して、そして最後は感動しまくりで思わず涙ウルウルのワタクシでした。ユーミンのパフォーマンスもさることながら、趣向を凝らした構成・セット・衣装etc.、これぞプロによる本物のエンターテインメント、というべきものを久々に見たような気がした。これぞオンリーワンです、やっぱり。
 
 (以下ちょっとネタバレ。ご注意くださいませ。)

 会場に入ってすぐ、舞台上にドーンと映画館のセット(古き良きアメリカのシアター風)が見え、それだけでもうワクワクさせられちゃったワタシ。そして、オープニングではモガ風の衣装で登場したユーミンが数曲披露したあと、セットの映画館の中へ。そして。。 映画の本編部分となるのが今回のコンサート、というわけ。映画は情熱的な恋愛映画から海を舞台とした青春映画、そしてSF映画の3本立て。その中でマタドールや着物、果てはサイボークスーツまで様々な衣装の早変わりで我々をアッと言わせながら、70年代から00年代、そして新作まで40年間にわたる名曲たちを次々披露していくユーミンの、出ずっぱり、歌い踊りっぱなしのパワーに圧倒されるばかりの私たち。
 最後は再び映画館(現実ということね)のセットに戻りエピローグ、そしてアンコール。ユーミンのこのときの衣装が、なんとグレタ・ガルボ!シャレてます。
 それにしてもね、新作『Road Show』からの曲を中心に据えたコンサートとは言っても、オープニング・映画本編(3場面)・エンディングと、それぞれの場面で新作の曲を上手に散りばめながら、古くは70年代『ミスリム』からの曲や80年代では『水の中のASIAへ』、90年代では『TEARS & REASONS』からの曲、そして00年代の『A GIRL IN SUMMER』まで、あらゆる年代の曲をその間に挟んで進んでいくそのセットリストを見るだけでも、ああ、この人の創る世界はなんと一貫してクオリティが高いのだろう、といまさらながら驚嘆せざるを得ない。そしてまた、新作『Road Show』こそそのすべての年代の作品を総括するような重要な作品であったのだ、と改めて思わされもした。アンコールで披露された「コインの裏側」「ダンスのように抱き寄せたい」の、その名曲ぶりに改めて感動して“涙ウルウル”だったhiroc-fontanaなのでした・・・。
 最後はヨコハマにちなんで、お決まりのあの曲で、この夢のような、感動的なコンサートは幕を閉じたのです。
 詳しくは、こちらのサイトをどうぞ。