自己愛か、博愛か。
50近い大のオトナがこんなことを思ってるなんて、読む人が読めば笑えちゃうような話だけど。恥を忍んで書こうと思う。(すぐ削除しちゃうかもしれないけどね。)
先週、職場の飲み会があった。
本当は嫌いで、普段はろくに口も利かない上司に“とても尊敬しているんです”なんて、平気で口走っているワタシ。ある場面では、後輩にこちらから声をかけて“大変なのに頑張ってるよね。困ったことがあったらいつでも相談してくれよ。” みたいなお世辞を使って、いかにも「良き理解者・良き先輩」を装ってるワタシ。はたまたVIPには、担当したプロジェクトの内容をさりげなく引用して、いかにも「この法人のことを真剣に考えているんです」みたいな“将来を担うべきマジメ社員”を演出するワタシ。
飲み会が終わった帰りの電車のなかで、ふとその日の自分の行状を振り返ったらなんだか気持ち悪くなっちゃって。。。 ホント、反吐が出そうで。
本来は、ゲイを自覚して以来、それによって回りに不快な思いをさせたくない、その一心で行動してきたつもりが、いつの間にこんな厭らしい「八方美人」になっちゃったんだろうか、て。
ただ“他人から嫌われたくない”という、それだけだったんだ、てね。
周りの人のため、なんて見え透いた言い訳をしながら、実はぜんぶ自分のためだった。それに気づいたら、何だかやりきれなくなっちゃって。どうしようもなく疲れちゃって。。。
その足でゲイバーに寄ったのね。。。(だって、飲まずにいられなかったんだもん。。。)
そうしたら、プライベートなそんな場所でもやっぱり回りに合わせて話をする“いい子”を演じている自分がいて。あげくにタイプじゃない人に付きまとわれて、でも良い人そうだったからムゲにも出来なくて。そのまま逃げるように店を出ながら、そんな自分の行動をまた後悔したりして。
どこまで八方美人なんだオマエ、って本当に嫌になってね。
俺は、自分が大好き。自己愛人間。否定出来ない。
とにかく誰かに愛して欲しい。それが願望、ホンネ。
でも、俺はやっぱり、人が好き。(な、はず。)
・・それを信じることだけが、今の俺の、かすかな希望なのだ。
自分をこれ以上、嫌いにならないための… 厭らしい!!