メモランダム 4/15

  • 季節外れの

 インフルエンザに罹ってしまいました。2週間前から職場で流行っていて、私も先週の月曜からちょっと風邪気味だったのですけど、ちょこっと微熱が出たくらいで症状は安定してましたから、大丈夫かな?と思っていたら・・・週末からグ〜ンと熱が上がってしまって、すぐ病院で検査したらインフルエンザB型でした。それを聞いたとたんに丸二日、人事不省状態で寝込んでしまいました(苦笑)。
 高熱が出ると、独り者はやはり大変です。病人の自分が、病人である自分を看病しないといけないのですから。
 高熱と酷い頭痛とでフラフラなワタシが、洗面器に冷水とタオルを用意して、タオルを絞って患者(ワタシ!)の額に載せたりします。それでも熱が下がらないので、フリーザーの中にアイス枕が入っていたことを思い出して台所まで取りに行き、患者(ワタシ!)の枕に差し込んでみたりします。ついでに冷蔵庫からスポーツドリンクも取り出して、枕元に置いておくのです。喉が乾いたときのために。
 半分熱に魘(うな)された頭が、いざとなると冷静にそんな行動をこの身体に次々と司令していることが、何だかとても奇妙で、自分が分離したみたいな感覚になります。そして、恥ずかしながら気づくのです。
 あ、ワタシも結局、「サバイバル」に必死なのだ!とね(笑)。普段は「思い残すことはあまり無い!」なんて強がっていながら、生きることにこんなに必死だったんですよ実は。。。
 というわけで、ウィルスの感染力が低下するまでしばらく外出禁止になってしまいました。もう熱のほうはすっかり下がりましたので、ヒマにまかせて(苦笑)連続エントリー挑戦中です。

  • 恥知らずな原発再稼働

 大飯原発の再稼働に反対です。夏の電力需給の逼迫の恐れとか、日本経済への悪影響とか、営利優先の産業界や無責任な官僚たちが押し付けたシナリオをそのまま繰り返すばかりの野田政権ですけど、高さが足りない「防潮堤」も、いざというときに司令塔になる「免震重要棟」も、計画だけで出来上がっていない状態で、安全基準に到達したから再稼働って、これどう考えても全く「震災前」と変わってないでしょう?それら対策が完成するまで地震が起きる確率は少ないから大丈夫、って?「想定外」を「想定」しなかったからあの取り返しのつかない大事故を招いてしまったのではないですか?
 二度と起こしてはならない事故を起こしながら、全く反省していない。これを許したら、国際社会に対して、日本人として恥の上塗りですよ。(すみません、実はこの意見、完全に受け売りではあるんですけどね(汗)。→元ネタはコチラです。)

  • 「告白」に関する告白

 3月の「メモランダム」ユーミンのアルバム『Cowgirl Dreamin'』に収録された1曲「告白」について書きました。そのとき私は“言葉が上滑り”って書いたのですけど、インフルに冒された頭でこの曲を聴き直したら「アッ!」と気付くことがあったのです。ウィルス様さまです(笑)
 重複を承知で、もう一度歌詞を引用させて頂きます。

 このままじゃ 何もかも 壊されていくこと
 このままじゃ 永遠に 結ばれないこと
 Don't be afraid of sorrow 恐れずに
 告白はただひとつの絆だから
 
 愛を測らないで 比べないで
 禁断の愛などないの No No No
 
 もう一度 やり直す つもりはないわ
 もう一度 くり返す 時間はないわ
 Don't mistake tomorrow 行かなくちゃ
 失くすなら 失くすだけの 運命(さだめ)だから
       「告白」 松任谷由実

 最初私は、ここで「告白」する対象は好きになった(同性の)相手、と最初思っていたのですけど、実は「(既に)付き合っている(異性の)相手」あるいは「夫(妻)」「家族」の事なのだ、という風に思い至ったのです。(相変わらず歌詞の読み砕きが下手な私でした。。)
 だから、もう一度やり直すつもりはない、となるのですね。だからこそ、最初のセンテンスにある「告白はただひとつの絆だから」というフレーズが深い意味を帯びてくるわけです。自分の真実を告げることで、近しい者との最後の絆に賭ける主人公の必死な気持ちが伝わってくるのです。
 恐るべしユーミン。改めて尊敬の念を表すべく、しつこいのを承知で訂正文を書かせていただきました。
 前半が長いですが、ツアーの動画です。↓