メモランダム 7/2

 もはや野田(佳彦)首相のもとでの民主党政権交代を成し遂げた民主党ではありません。民主、自民、公明という三大政党が官僚の言うがままに消費税増税の先行を3党合意で押し通すことは国民から政策を選ぶ権利を奪うことであります。3党合意とは政策の違いを国民に示し、国民に政党を選んでもらうという二大政党政治、いわんやわれわれが目指してきた民主主義を根底から否定する行為であります。私たちは事ここに至って国民の生活が第一の政策を国民に示し、国民が政治を選択する権利を何としても確保することこそ、混迷にあるこの国を救い、東日本大震災で被災された方々をはじめ、国民を守る政治家としての使命であるとの決意を新たにいたしました。私たちは今後、新党の立ち上げも視野に入れながら、政権交代の原点に立ち返り、国民が選択できる政治を構築するために、本日民主党を離党いたしました。以上です。

 オザワ氏の離党表明より抜粋。
 これが次の選挙対策、だとしても。
 何も決まらない政治、それに拍車をかけるだけだとしても。

 消費税、原発問題、沖縄基地問題。。。すべてにおいて国民不在、明るい将来像を何ら提示できぬまま、マクロでの利益誘導型で近視眼的、そして「なし崩し的」な「当面を(無事に)切り抜けること」を最優先させた政策ばかりを繰り出してくる現政権。
 もはや私たちが期待し、選んだ、民主党政権では、ありません。たしかに。
 それを思えば、オザワ氏の言い分がどれほど真っ当に聴こえてくるか。。。
 私も、オザワ新党に期待はしていません。でも、このオザワ氏の言は、確かに核心を突いているのです。そこに目を瞑って、マスコミと一緒に彼を批判する気持ちにはなれないのです。
 どうしても。