ジメジメをぶっ飛ばせ!〜渚ソング特集

 梅雨を迎えて不快感倍増!な通勤電車の中で、ヘッドフォンステレオをランダムモードで聴いていたら、何だか突然、晴れやかな曲が続けて流れてきて、とても気持ちを明るくさせてもらえた気がしたのね。
 何だろう?と思ったら、その日はたまたま「な行」の曲ばかりを続けてプレイする設定になっていたのだ。そして、ジメジメした気分を吹っ飛ばしてくれた曲たちはそこから飛び出してきたわけ。
 それが「なぎさ」ソングだったのね。
 
なぎさ。
 

違うわよっ。
 
渚。
 

違うって!

 それは、「渚」がタイトルにつく曲たち。聴くだけで青い海、白い砂浜が目に浮かび、涼風が吹いてくるような気がしてくる曲。さあ、皆さんも一足先に夏気分を味わってみない?
 まずは、1982年に「渚戦争」を繰り広げたこの2曲から。

  • 柏原よしえ「渚のシンデレラ」


 結果は言わずもがな…。女王様の一発KO勝ち、ではあったのだけど、いま改めてヨシヨシの曲を聴いてみると、カリプソ・テイストが楽しい、良く出来た曲よね。
 80年代アイドルを続けましょうか。
 ハワイ娘の優ちゃんは、もちろんこれ。


 続いてはキョンキョン。この曲、「はいから人魚」というキャッチコピーが強烈過ぎて、タイトルに「渚」が付いていたことさえ忘れてた(笑)。


 巧妙なマスコミ戦略が功を奏して、いまや向う所敵無しと言った印象のAKB。彼女たちの原型、プロトタイプと言えば勿論「おニャン子」ね。仕掛人の秋元氏はちゃっかり、おニャン子イチの美少女をゲットしちゃった。公私混同しすぎよね!その子がいたデュオがこれ。数々のなぎさソングを揶揄したようなタイトルが、いかにも「策士家」秋元らしい。でも楽しい曲で、けっこう好きなのこれ。二人が一応ちゃんとハモってるしね(笑)。


 70年代のこのビッグアイドルを忘れちゃいけないわね。


 この曲あたりからドスの効いたケイちゃんの声が前面に出てきて、それが気持ちいい“グルーヴ”を生んでる気がする。
 続いてはジュリー。81年発表の自作曲。オールディーズ路線、湘南の潮の香りが漂ってくるような名曲。


 90年代ではこれね。バカバカしいけど、カニ食べに行きたくなる。


 最後はズバリ、渚。草野くんもお気に入りの曲だとか。爽やかだけどシブさもある、不思議な曲です。


 さて、「渚ソング」で少しでも初夏の爽やかさを味わって頂けたかしら?
 トリは、「渚ソング」のルーツ的な、みちよ兄貴の名曲で締めて頂きましょう。


 ではまた!