50万PV記念〜想い出のアルバム〜洋楽編

 おかげさまで50万ページビュー達成しました。スタートして早いもので7年半。40歳になりたてだった自分も早や48(…汗)。
 記念回のテーマは思いっきり私的な内容で行かせて頂きます。題して「想い出のアルバム」。
 そう、50歳間近の私の半生(反省?)を彩ってくれた想い出の音楽・アルバム達を振り返り、紹介させてもらっちゃうという…。安易な企画よね(笑)。しばしお付き合い頂ければ嬉しいです。
 今回は洋楽に絞って10枚を選んでみました。では早速参りましょう。
 パッセージまずはカーペンターズパッセージ』(1977)。カーペンターズは姉がよく聴いていた影響で、小さい頃から好きだったのだけど、このアルバムは自分のお小遣いで買った、初めてのアルバムなのよね。キャリア後期の作品で、今聴くと彼らにしては随分シブい内容なのだけど、子供ながらに彼らの音楽の奥深さに感心しながら聴いてたように思う。キャンディーズがカバーした「ふたりのラブ・ソング」に始まって、当時の大ヒット映画「未知との遭遇」と内容がシンクロした「Calling Occupants (of Interplanetary Craft)」など、今聴いても名曲揃いのアルバムなのよね。
 ストレンジャー次にハマったのはビリー・ジョエル。『ストレンジャー』(1977)は、CMで流れたタイトル曲のカッコ良さに衝撃を受けて以来、多感な中学生時代から現在まで、ずっと聴き続けている大切なアルバム。ちょっと地味な収録曲「Vienna」が俺の思い出の一曲で、聴くと今でも13歳のころにタイムスリップしちゃいます。
 ジ・アルバム+1(紙ジャケット仕様)当時日本でも大人気だったアバ。『ジ・アルバム』(1978)は「テイク・ア・チャンス」「きらめきの序曲」はじめポップで個性的な名曲ぞろいで、大好きだったアルバム。実は初めてコンサートを観に行った“外タレ”も、アバなのよね。
 ミス・アメリカ(紙ジャケット)リンダ・ロンシュタットのベストセラーアルバム『ミス・アメリ』(1978)は、エルビス・コステロからオールディーズカバーまでの“ごった煮”の内容ながら、キャッチーで洗練されたそのサウンドは、それを聴いている自分が大人になったようで、いつもイイ気分にさせてもらえたのよね。同じウェストコーストの流れでクリストファー・クロスの『南から来た男』(1980)南から来た男(紙ジャケット/SHM-CD)では名曲「Sailing」の、歌謡曲では絶対に表現できないミステリアスな雰囲気にハマりにハマって、まるで中毒患者のように毎日聴いてたっけ。
 パイレーツ(紙ジャケット/SHM-CD)才能豊かなリッキー・リー・ジョーンズが産んだ名盤『パイレーツ』(1981)はなぜか試験勉強をしながらよく聴いたのよね。今でもこのアルバムを聴くと、試験当日、復習のために無理に早起きして見た、あの朝焼けの爽やかさを思い出すの。
 噂(リマスター&ボーナス・ディスク・エディション)フリートウッド・マックも高校生の頃からずっと好きで聴いているグループの一つ。歴史的ベストセラー『』(1977)は発売から数年経って初めて聴いたのだけど、個性的なソングライターが次々交代で出てくる仕掛け(ビートルズ方式)に、これはイイ!とすぐに大好きになったアルバム。中でもスティービー・ニックスの「ドリームス」は俺がこれまで生きてきた中で、ベスト5に確実に入るくらい大好きな曲。
 シーズ・ソー・アンユージュアル大学時代の思い出の一枚は、シンディ・ローパーシーズ・ソー・アンユージュアル』(1984)。これは大学時代に初めて行った、アメリカ旅行のBGMとして印象に残っている作品。まるで筒美先生の歌謡曲のような哀愁味を帯びながら、一方でもろアメリカンな底抜けな明るさがあって、すべてが夢のようだったアメリカでの一週間の経験を、今だに瞬間的にプレイバックしてくれる俺にとっては魔法のアルバム。
 残る2枚、実はジャズなのね。何を隠そう、大学時代の俺はジャズに傾倒していて、ジャズバンドで活動してたの。振り返ればハチャメチャな大学生活だったけど、そこそこ楽しかったわね。
 リリカルなピアノの響きに、“歌詞のない音楽”が持つ表現力の偉大さを思い知らされた、ビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビー』。ワルツ・フォー・デビイ+4そして、哀愁味たっぷりのトロンボーンとむせび泣くサックスのコラボ、名盤中の名盤との誉れ高きカーティス・フラーの『ブルースエット』。ブルースエットこの2枚を聴けば、すぐさま学生街の薄暗いジャズ喫茶で、バーボンのロックを片手に粋がってレコードに耳を傾けていたあの頃の自分と、エネルギッシュで辛辣で純情だった仲間たちの顔を思い出します。
 
 そんなわけで、こうしてみると結構当たり前な大ヒットアルバムばかりかしらね。これまで小市民的に生きてきた自分というものがよくわかるわ。。。(涙)
 次回、「想い出のアルバム〜邦楽編」に続く。