メモランダム 11/15

 何だか、昨日一日で随分と世の中が動いた気がしたのは私だけでしょうか。

  • 一発逆転

 野田首相、まさかの党首討論中「解散」宣言。
 色々と憶測は飛んでいますけれど、やはり時期的にこの辺りでの解散が妥当だったのかも知れませんね。何も決まらない政治に陥って、内閣支持率はガタ落ちですし、民主党への落胆も日に日に強まるばかり。石原新党の旗揚げでいわゆる“第三極”の動きも気になり始めたところでした。
 ここで党の反対勢力を振り切って首相の一存で不意打ちで解散を宣言したことは、最後の決断力を示しつつ、「約束を守った」ということで野田佳彦という人となり(誠実さ)をある程度、PRすることにもなったわけです。(よくよく考えるとズルい気もするのですけどね、自分ばっかイイ顔して。)ですからそれが民主党支持率にはつながらないにしても、少なくとも選挙に向けての準備不足が囁かれている第三勢力への牽制球になったことは確かだと思います。
 それにしても、相変わらず滑舌の悪いアベ君に対し、街頭演説で鍛えたという野田さんの説得力のある演説には「あ〜、騙されちゃいけない」と思いつつ、思わず「よくやった。」と労いの言葉のひとつも掛けたくなってしまいまして、つくづく“スピーチ力”って大切ね、と思わされました。。。
 

  • 波乱万丈

 森光子さん永眠。
 hiroc-fontana、昨日の昼休みにたまたまネットのニュースで「森光子さんの近況は?」というような記事を目にしていたばっかりなので、こちらもビックリしました。
 ワタシにとって森光子さんは「時間ですよ」よりも「3時のあなた」。学校から帰ってきて、母が点けていたテレビをぼ〜と観ていた、あの何もすることがない退屈な時間にいつもテレビに出ていた人、ということを思い出すのです。
 でもその司会ぶりは、あまりにオーソドックスで、ほとんど印象がない(笑)。裏を返せば、ツボを抑えてソツなく何でも器用にこなす名司会者だった、ということなのかもしれません。
 そういえば近年、あまりに生気のない演技やナレーションが一部で話題になりましたけど、パーキンソン病に冒されていたことを公表していなかった事実を知って、納得した次第。
 ご冥福をお祈りします。
 

  • 条件反射(笑)

 昨日はワールドカップサッカーの予選でした。ワタシは基本的にスポーツにはほとんど興味が無くて、オリンピックとフィギュアスケート(笑)のほかはスポーツ観戦はほとんどしないのですけど、ことワールドカップサッカーだけは、いつも何となく観てしまうのです。
 選手もほとんど、知らない。予選でいま日本が何位にいるのかも、知らない。相手国がどのくらい強いのかも、知らない。
 でもなぜか、最初から最後まで観てしまって、日本の選手が蹴った球がゴールネットを揺らした瞬間は、テレビの前でガッツポーズしている。まるで、条件反射です。
 スポーツは色々あれど、なぜかサッカーには世界中が熱狂するというのは、そんなところなんでしょうね。なにせ、スポーツ嫌いのおキャマでさえもその瞬間、夢中にさせてしまうんですから(笑)。

 ← ちなみに日本人離れした面立ちのこの人、気に入りましたわ(赤面)
 サッカー選手は好みじゃなかったんですけどね。。
 
  

 最後は音楽の話題。
 歌謡曲界の巨匠・筒美京平先生の作曲家生活45周年企画『筒美京平 GOLDEN HITSTORY』という各社共同企画CDが年末に一斉発売されるとのこと。
 筒美フリークのワタシとしては、すでに持っている音源も確かに多くて、果たしてどれを購入するかとなると慎重になってしまうのですけど、斉藤・トシちゃん・金井夕子たん収録のポニキャニ編と、三原じゅんこセンセをはじめちょっと場末ディープな印象のキング編は、食指が動きますね。
 さて、ずっと以前にこんなエントリーを挙げたのですが、最近改めてイイ曲だな〜と思った筒美作品がありましたので、紹介させて下さいね。
♪ 粋なうわさ(ヒデとロザンナ ドリーミィな世界にトリップします。

♪ 絵はがき(バーバラ・ホール) 澄み切った歌声がファンタジック。
 
♪ 愛の挽歌(つなき&みどり) ソウルフルな夫婦(めおと)コンビ。
 

 ではまた。