不惑をすぎて そしてまた歳を重ねる

 2012年もあとわずかとなり、MSNの占いサイトでは毎年恒例の「2013年のあなたの運勢」がアップされたばかり。
 hiroc-fontanaは「蟹座」なので、早速調べてみたら。。。
 ここ数年続いた長く暗いトンネルの中にいるような状況から、ようやく一筋の明かりが見えるようになってきました。
 ってさ。
 え?たしか、今年の運勢は、
 かに座の2012年のあなたは、「協調性」がテーマ。あなたにとってさほど苦ではないテーマが訪れたようです。
 みたいなカンジだったので。。。決して悪くない運勢だと思っていたのに。。。「ここ数年続いた長く暗いトンネル」って。。
 
でも、言われてみれば。。。
 やっぱり、何だかやたらとツライ1年だったわ〜〜 
なんて(苦笑)。今頃になってしみじみ感じている自分がいて。
歳をとるって、きっとこういうことなのね。
そう思ったのだ。
本当はキライでツラくてたまらない事ばかり続いても、それに気付く間もなく毎日をやり過ごしているのだ、きっと。オトナ社会で生きるために。「責任感」という欺瞞で自分を偽りながらね。
そして俺の場合、そうした欺瞞に満ちた毎日の中で本当の自分とのバランスを取りたいがために、このブログを書いたり、時にゲイバーで飲んだくれたりしていたのかも知れないな、なんてことも思う。
でもそんな行為でさえ、例えばブログを書くにしても、本当は気が乗らないのに「読者が楽しみにしているかもしれない」とか妙な理屈をつけて惰性でキーを叩いてしまったことが今年は何度もあったし、ゲイバーに行ったりしても、自分からタイプの人にモーションをかけておきながら、最後には何故か「ワタシ、相方がいますから」なんて宣言して、意味の無い品行方正さをアピールしてすべて台無しにしまったりで、何だか、自分の本心からかなりズレてきていることを感じてきていたのも事実で。
つまり無意識のうちに自分の欲求よりも「常識的な振る舞い」のようなものを最優先で選択してしまう自分がいて(その振る舞いが本当に常識的なものなのかは別としてね)、平然と、本心とは全く違った行動をとったりしていたりする。言うなれば、どんどん「多重人格」になっているカンジね。
俺が「不惑」だったのはきっと、経験値が増えて安定してきたことにただ脳天気に“喜び”を感じられていた、40代半ばくらいまでだったのかしら、と。今、そんなふうに思っているのだ。
そしてこれから、歳を重ねるにつれて「本当の自分を見失ってしまう」ような気がして、少し怖かったりする。
そろそろ軌道修正、しないといけないかしらね。