NHK「SONGS」視聴録〜ピーターパン聖子

 6月1日(土)23:00より放送の「SONGS」。
 面白かったわ〜。本人の歌唱場面を除いてはね(と突然マジ顔)。
 NHKホールは落成から今年で40年を迎えるのだそう。そのNHKホールから毎週日曜に放送されていた「レッツゴーヤング」で、デビューから“サンデーズ”の一員としてレギュラー出演していた聖子にとって、いわばNHKホールは古巣のような場所。今回はそんなエピソードを交えて番組が進むわけね。
 
 デビュー時の、まだ腫れぼったい顔の(もとい、初々しい頃の)聖子たん。
 
 時にはこんなこともさせられて。

 客席に座って追憶に浸る聖子たん。遠い目…のはずがなぜか、ドォヤ顔。
 番組はアイドル時代の貴重な映像満載で、ファンとしてはそれだけでも画面に釘付け状態。
 そして、楽屋の中を歩きながら「昔どぜんぜんかわってな〜い」とはしゃぐ聖子たんは、ここのところの大人を装っての気取ったしゃべりは返上して、17才の頃に戻ったかのよう。
 そして1曲目は「夏の扉」。“なぜ今回この曲を選んだのか?”という問いに「当時、ステージでこの曲を歌うとファンのレスポンスが凄く良かったこと(聖子〜!の掛け声ね。)が印象的だったので、今回はこの曲がいいかも〜、と思ったって。(ど〜でもイイ話ね。笑)
 ←リョー・小倉を従えて、女子高生風のミニでノリノリ。今回はオリジナルキーで歌ったのだけど、そのぶん全盛期に比べて中音域の声の衰え(“芯”が無いのよね)が暴露されてしまった感じで、残念。
 そのあとの紅白歌合戦でのエピソードが笑えたのよ。初登場で「青い珊瑚礁」を歌った時のエピソードで聖子たん「衣装の帽子をかぶるか被るまいか、ギリギリまで悩んで、結局その帽子をかぶって出たんですけど、やっぱりかぶらない方が良かったのかなってずっと思ってる!・・な〜んて、これから(VTRが)流れたりするんでしょうかね〜ちょっと怖いなあ。」には、hiroc-fontana、大爆笑。そしてすかさず、このVTRが。↓

 やっぱり聖子たん、最高!
 続いては新譜関連でのコメント。
“アイドルはワタシのなかでもキラキラした言葉”“永遠のアイドルって呼んでいただけるんだったらそれはすごく幸せなこと”なんて話から、
50才を過ぎてしまったけれど、17才のあの頃と音楽に対する気持ちとかはあまり変わってなくて、それはいいことかもしれないですし、「成長がない」って言えばないのかもしれないんですけどね!だから自分で詞を書くとどうしても「少女感」というのが知らず知らずとあるんですよね〜」なんてことを白状。
 聖子さん、それを自分から言っちゃあ、おしまいよ!
 しかし番組の方はそんな聖子たんの言葉尻を捉えて(苦笑)、「いつまでも少女の夢を描きたいという、聖子さんの新曲を」という、見事な流れで2曲目「LuLu!!」へ。

(なんとバックコーラスには「河合夕子」が。)
アマゾンの評価は相変わらず(笑)のこの新曲ですが、ワタシは、悪くないと思ってます、Charaらしいメロディーが聖子たんに合っていて。「詞」は問題外ですけどね(笑)。
 そして3曲目が初披露の久保田利伸作曲「白い月」。う〜ん、ビミョー。ちょっとだけ久保田らしくR&B色の入ったバラード。でもアレンジがフツーの聖子バラードと変わらない(たぶんリョーのしわざ。)から、久保田色が台無しでつまんない曲に聴こえたわ。まあ、聞き込むうちに変わるかもしれないけど。
どうせなら久保田のボーカルで聴きたい。

(ルミ子と化した聖子。)
 締めは、今回の番組のテーマ的な曲として、得意のネチネチ・ボーカルで「Sweet Memories」。“あっま〜い・い〜〜、きぉ・くう〜〜”(笑)

(とうとうデヴィ・スカルノと化した聖子たん。)