メモランダム7/1

 先週、ニュースステーションで、原発大国・アメリカの原子力発電所が次々と廃炉に追い込まれている、という特集を取り上げていました。電力供給の自由化が進んでいるアメリカでは、結局、原発は他の発電にコスト的に敵わなくなっている、ということで、電力会社は「高コスト」である原子力発電を止め始めているのが現状なのだそうです。
 「原発は高コストである」。これって日本で言われているのと真逆ですよね。日本ではこれまでずっと、こう喧伝されてきました。「原発は「低コスト」でかつ「安全」だ」。(安全神話福島原発の事故でもろくも崩れましたけれども。)
 自信満々な安倍政権は、何としても原発を再稼働させようと躍起になっていますが、それはアベノミクスがおカネをバンバン使って経済を活性化させることを最優先させていますから、「原発再稼働」がもろその流れ(金を使う)に乗っているのだ、ということを図らずも証明しているわけですよね。 たしかに、再稼働すれば“原発城下町”が潤いますし、関係する夥しい数の原発利権者・関連企業も儲かります。しかし、結局は核廃棄物の処理問題は棚上げされてしまいますから、最終的にその責任を取っていくのも、高い電気代を払って原発を支えていくのも、私たち国民なのですね。廃炉にもお金がかかるのはわかります。最先端を走る原発技術をみすみす棄てるもったいなさも、わかります。でもね。いま原発がほとんど動いていなくても、景気は僅かながら上向いているわけで、やっぱり原発はどう考えても不要なのだと思います。

 アメリカの法律が同性婚を禁止していることに対して、最高裁違憲判決が出ました。つまり、同性同士の結婚が異性婚と同等のものとして事実上認められたということです。これって考えてみれば画期的なことなのですが、なぜか日本ではほとんど話題にされていませんね。
 私自身、結婚(男性との、です)にはあまり関心がないというか、消極的なので何となくスルーしてしまったのですが、実際に遺産処理(身寄りがない)や、恋人の病気や死(家族として扱われない)に直面しているゲイの友人もいて、これは自分たちの問題でもあるのだ、と今更ながら考えています。日本でもゲイであることに対する差別や偏見は時代とともに少しずつ薄れてきているものの、まだ一般的にはゲイ≒オネエという認識が台頭していて、私のように一般人の中に紛れている大多数のゲイは、どこか後ろめたさを感じながら、一般には見えない閉じられた世界で本当の自分を解放しているに過ぎません。そうした状態では、ゲイ同士の結婚など、残念ながらまだまだ遠い先のことのように思えます。
 ただ、テレビによく出てくるオネエタレントが、バラエティでボケるだけでなく、少しでもそうした「ゲイの権利問題」を話してくれたなら、少しは認識が変わってくるかもしれませんね。とりあえずマツコさんに注目しておきましょうか。

  • 自動車通勤の幸せ

 先日、帰宅時間に大雨が降る予報だったので、自動車で出勤してしまいました。本当は、いけないんですけどね。
 それで、普段は1時間10分かかる通勤が、車だと50分で着いてしまうことにショックを受け、通勤電車の中で乗降通路をふさがれたり・席を横取りされたり・濡れた傘を押し付けられたり、毎日イライラしながら通ってくるのが馬鹿らしく思えてしまいました。
 でも、運転しながら、雨の中根気よくバス停に並ぶ学生たちや、まだ8時前なのにオフィス街を急ぐサラリーマン達の姿を見ながら、あ〜、日本人って本当に真面目だなあ、と妙に感心してしまった私もいまして、つらいけれど頑張らねば、なんて思えました。(それに、わたし好みの40〜50代、程よく肥えたサラリーマンたちをフロントグラス越しに見本市のように眺めることができまして、それも“元気の素”になりました。。。(笑))

  • そして当ブログ現況

 実はこの6月、ワタクシの本ブログ、開始9年目にして最高のアクセス数を記録いたしました。聖子さんの新譜に太田さんのライブレポと、立て続けにアップしたことで、聖子ファン、裕美ファンの皆さまに沢山お寄り頂いた結果でありまして、嬉しい限りです。おまけに最近は毎回、何件かのコメントも頂けるようにもなって、開設当初の“無風状態”からすれば夢のようであります。もうすぐページビューも70万件に到達する見込みですので、達成時にはまた何か、記念企画をしたいと思っているところです。どうか期待しすぎずに(笑)お待ちくださいませ。ちなみに、今回がエントリー700日目の節目となりました。これからもぼちぼち続けて参りますので、どうか、今後ともご愛顧のほど<(_ _)>