ベストテン・クラシックス〜1987年7月

 毎日暑いですね。それに、どうしちゃったのでしょう。連日のゲリラ豪雨。“夕立”というより“スコール”ですね。日本はいまや亜熱帯です。
 さて、恒例のベストテンクラシックス、今回は今から26年前、1987年7月のチャートです。
 
 まずは第10位。先週9位からワンランクダウン、TM NETWORKGET WILDです。デビュー3年目にして初のトップテン入りがこの曲、最高位9位ながら23万枚のヒット。文字通り彼らの出世作ね。

 
 続いて第9位本田美奈子さんの「HEART BREAK」です。先週3位の初登場よりダウン。彼女にとって11枚目のシングル。「Help」「The Cross」から続くロック路線で、このあと彼女はバンドを組んじゃったりして迷走時代に突入・・・(苦笑)。

 
 第8位は初登場、「アドベンチャー・ドリーム」、アイドル夢工場です。フジテレビのイベントから生まれたアイドルユニット。ありましたわね、こんなの。でも、どの子の顔も全然覚えてないわ。おニャン子で当てた秋元某の神通力も薄れてきた頃で(四半世紀後にまた「当てる」わけだけど)この曲、翌週は圏外へと消えていきます。それにしてもこの歌唱力にはビックリね。AKBが口パクなのもわかるわ。秋元、学んだのね。

 
 さて、第7位に参りましょう。出ましたよ、明菜さんです。5位からツーランクダウン、「Blonde」です。洋楽志向極まれり、なこの曲。やたら油っこい感じで、かの宮川泰センセは「良くね〜な、これ」と酷評してましたけど(笑)、妖艶な明菜ボーカルの力で見事ナンバーワンヒットになりました。バブリーな衣装でクネクネ踊りまくる明菜さんが素敵だわ!

 
 お次は第6位!先週の2位から4ランクダウン、荻野目洋子さん「さよならの果実たち」です。彼女にとって初めてのナンバー・ワン・ヒットで、筒美京平センセの作品。切れ味の良いシャッフルビートと切ないメロディーがヨーコちゃんに良く合ってました。
 
 
 トップ5です。第5位長渕剛さんの「ろくなもんじゃねえ」。でましたピ、ピ、ピ(笑)。でもしみじみした良い曲よね、やっぱり。最高位は3位を記録、この曲をきっかけに長渕の快進撃が始まります。

  
 第4位!先週のトップを明渡しての4位。少年隊君だけに」。少年隊の代表曲の一つであるこの曲、意外にも1位は1週だけなんですね。もっとヒットしたように記憶してましたが。(動画はありません。)
 
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ここでベストテン圏外を紹介しておきましょう。
11位 東京Sickness (芳本美代子
12位 さすらい (近藤真彦
13位 チャンスは一度だけ (大西結花
14位 水の中のAnswer (杉山清貴
15位 命くれない (瀬川瑛子
16位 さようならからはじめよう(田原俊彦
17位 JESSY (河合その子
18位 おこりんぼの人魚 (仁藤優子
19位 彼と彼女のソネット (原田知世
20位 大きなお世話サマー (とんねるず
レコードが売れなかったこの時代、小さなアイドル達が可憐に小さな花を咲かせていたのですねえ。。。
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 さていよいよTOP3に突入です。まず第3位!初登場、アルフィーの「白夜」です。今や超・長生き(笑)バンド、いまだにトップテンヒットを続けてる彼らにオドロキね。高見沢さん、若いわー。今でしょ!の先生みたい(笑)。

 
 第2位!こちらも初登場!小泉今日子さん、「スマイル・アゲイン」です。いまや「あまちゃん」のやさぐれお母さんとして再ブレイク中のキョンキョン。この方も芸歴30年にしていまだ鮮度を保っているのは奇跡に近いわね。間奏のオカリナのメロディーはジュンコ「十七の夏」のメロディーで、オマージュを捧げてるんですって。

 
 さて、いよいよ第1位!またまた初登場!南野陽子さん、「パンドラの恋人」です。キョンキョンを抑えて文句なしのトップで、まさに87年の「アイドルナンバーワン」はこの人でした。ホント今見ても可愛いわよね〜、そして品がある。87年、続く88年と、ナンノちゃんは出すシングルすべて1位という快進撃でした。

 
 どうです?ちょっといつもとは違う顔ぶれのチャートで、hiroc-fontanaとしては何だかとても意外性があって楽しめるチャートでしたわ。