ベストテン・クラシックス〜2000年8月

 8月も終わりですね。暑さがぶり返していますが皆さまいかがお過ごしですか。今回はミレニアム・イヤー、2000年8月のチャートです。個人的には公私ともに色々あって超多忙、音楽どころではなかった時代なのに、なぜか印象深い曲が多い気がします。
 では早速参ります。まずは第10位は初登場。相川七瀬さん「SEVEN SEAS」です。95年デビューの彼女の17枚目のシングル。デビュー以来足掛け6年、こんなに息の長い人気を得るとは、さすがのご本人も思っていなかったのでは?すみません、ワタシはこのテの方、何も引っかかりがなくて・・・スルーさせて頂きます。
動画はこちらへ→http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=iL5d-I2DTY8
 
 続いて第9位ECHOESの「ZOO」です。もとは1989年に発表されたシングルの再発で、ドラマ主題歌として人気を得てのトップテン入り。のちにドラマで主役を演じた菅野美穂ちゃんバージョンもシングル発売されて、そちらの方がチャート的には成功しちゃったのよね。ちなみにECHOESのリーダーは、かの辻仁成さん。作詞作曲・ボーカルをこなし、作家としても成功、おまけに中山ミポリンの旦那という、ハデなプロフィールのお方。いるのね、こんな人。
 
 
 8位花*花の「あ〜よかった(setagaya mix)」が先週14位からジャンプアップでトップテン入り。インディーズ時代を経て晴れてメジャーデビューを果たしたこの曲が大ヒット。この後最高位5位までかけ登ります。続く「さよなら大好きな人」も名曲でしたね。でもあとが続かず2003年には活動休止してしまったそう。ちょっとキャラ的にKiroroと被ってしまって、でもKiroroほど強烈なキャラでもなく、ちょっと難しかったかもね。

 
 続いては第7位安室奈美恵さん「NEVER END」です。アムロちゃんのソロ17弾シングルは、沖縄サミットにからめてのリリースで、ちょっとセールス的に息切れ状態だった彼女にとっては久々の大ヒットとなったのね。この後、彼女は独自のジャパニーズR&B路線への突っ走るわけで、その意味ではコムロプロデュースによるメジャーヒット路線の有終の美を飾った曲と言えるのかも。

 
 第6位に参ります。安室ちゃんに続いてこちらもオキナワ出身、元SPEED今井絵理子ちゃんのソロ・プロジェクトEriko with Crunchの第2弾「Luv is Magic」。先週の初登場3位からランクダウン。同じくSPEEDのメインボーカルだったhiroちゃんより、俺としては絵理子ちゃんの方を買っていたのでけれど、ソロでは楽曲に恵まれなかったのか、絵理ちゃんはあまりパッとしませんでしたね。

 
 トップ5に突入。第5位!「ミュージック・アワーポルノグラフィティです。この前年「アポロ」のヒットで人気を得た彼らのサード・シングルで、ポカリのCMソングに起用されて大ヒット。彼ら独特の歌謡曲チックなメロディーが印象的で、最高位5位ながら2000年夏を代表する息の長いヒットになったのよね。俺もこの曲、好き。

 
 続いて4位は先週と変わらず、プッチモニ青春時代1.2.3!」。このころのモー娘。はホント、面白かったよね。ちょうど4期メンバーが加入した頃で、プッチモニもセカンドシングルのこの曲から市井紗耶香が脱退、新メンバー吉澤ひとみが加わって、よりカッコイイ路線で再出発。うん、なかなかのクオリティ。それにしても保田圭ちゃん、よかったわね結婚できて(笑)。

 
 それではトップテン圏外11位〜20位を見ておきましょう。
11位 MERMAID(GLAY
12位 夏の王様/もう君以外愛せない(Kinki Kids
13位 夏祭り(Whiteberry
14位 TMC Graffiti(TMC ALLSTARS)
15位 STAY AWAYラルク・アン・シエル
16位 THE TRUTH(矢沢永吉
17位 reality(dream)
18位 tears(Fayray
19位 パズルの欠片(及川光博
20位 Behind(FANATIC◇CRICIS)
 
 さて、いよいよトップスリー。まずは第3位!今年35周年の再スタートを切ったサザンオールスターズ。「HOTEL PACIFIC」です。300万枚に迫る大ヒット「TSUNAMI」に続いての連続ヒットで82万枚を売り上げました。いかにも彼ららしい、暑苦しさ漂うナツ歌(苦笑)。この曲を聴くと反射的に手をヒラヒラさせながら踊り狂いたくなります。
(残念ながら動画はありません。)
 
 続いては第2位!先週のトップを明け渡して小柳ゆきさん「be alive」です。サード・シングルにして彼女にとって唯一のナンバーワン・ヒット。黒っぽいディーヴァ系注目株としてあれよあれよという間にトップに上りつめた彼女、でもそれはまるで“打ち上げ花火”。この曲をピークに急激に萎んでいっちゃったわよね。なぜだったのかしら。動画を観ると確かにビミョーな感じも、受けるわね(汗)。

 さて、今週の第1位。初登場でダントツの1位はMr.Children「NOT FOUND」。3連ビートが効いた辛口のナンバー。ナンバーワンはこの曲で15作連続(その後30作連続、記録更新中)、なおも60万枚を超える売上げで、2000年代を通じてミスチルは人気・クオリティ共に驚くほど安定していたのね。スゴイです。