「私」だけのクリスマス・イヴ

 メリー・クリスマス。
 巷はクリスマス・イヴ。
 私?何の予定もないわ。残業して、帰るだけ。でも今日くらいは閉店間際のデパートに寄って、少しだけ豪華なおかずを買って帰ろうかな。。。
 そんなわけで、ヘッドホンステレオを耳に、家路に着いた。ウォークマンは「全曲」モードになっていて、タイトルに“あ”のつく曲からダー、っと流れるようになっている。“あ”行から始まった曲目はやっと50音の最後までたどり着いていて、今日は“わ”の付く曲たちが私の家路の友。
 クリスマスイヴの帰りの通勤電車の中、イヤホンから流れる曲たちを聴いて、ハッとした。それは「忘れないでね」、ユーミンの名盤『Pearl Pierce』の1曲から始まったのだ。
 そのあとに次々と流れてきた曲たちに、ドキっとした。
「私がオバさんになっても」(森高千里
「私だけのウェディング」(桜田淳子
「私なしでも」(松任谷由実
「私について」(EPO
「わたしの青い鳥」(桜田淳子
「私の16才」(小泉今日子
「私の気持ちが何故わかる?」(EPO
「私の大事な人」(森高千里
「私の展覧会」(渡辺真知子
「私の夏」(森高千里
「私のフランソワーズ」(荒井由実
「私のように」(森高千里
「私のロンサム・タウン」(松任谷由実
「私は臆病者」(桜田淳子
「私らしく」(松任谷由実
 きゃ〜、「私」シリーズだ!こんな、ロンリー・クリスマスに「私」の歌ばかり聴かないといけないなんて!!
 それに、びっくり。森高のあとに淳子、そのあとにユーミン、淳子、エポが挟まって森高、ユーミン、森高、ユーミン、淳子、またまたユーミン・・・・(笑)
 ユーミンが自己主張の強い「アタシ・イチバン」キャラなのはわかるけれど、モリタカがこんなに“ワタシ”を主張していたなんて!そういえば40代になってミニスカ復活!とかいってワイドショーで取り上げられてましたっけ、森高ったら。そしてその陰で、40周年でさりげなく自己主張しはじめた淳子が虎視眈々と様子をうかがっている感じ。。怖いわ。「ゆれてる私」なんて持ち歌もあるしね。
 そして次にかかった曲が「渡良瀬橋」。またもや森高!なんて。(笑)

ザ・シングルス(通常盤)

ザ・シングルス(通常盤)

↓「私のように」。ナチュラル路線を狙うモリタカ。イイ曲ですけどね。

↓こちらも名曲です。「私は臆病者」桜田淳子