メモランダム3/9

  • 門出の春

 3月ですね。春はもう、すぐそこです。
 手帳のカレンダーを見ていて、ふと目に留まったのですが、3月の花は“スイートピー”なのですね。そして、その花言葉は「門出」。スイートピーの花が勢い良く花弁から飛び出して見えることから、この花言葉になったそうです。
 「春色の汽車に乗って〜」という歌い出しで始まる、聖子さんの「赤いスイートピー」の世界はまさにその花言葉ぴったりです。松本さんはそのような意味を込めて、この詞を書かれていたのですね。そんなことを30年経って知った、ドンカンな聖子ファンの私です・・・。

 春色の汽車に乗って 海につれて行ってよ
 タバコの匂いのシャツに そっと寄り添うから
 なぜ 知り合った日から半年過ぎても
 あなたって 手も握らない
 I will follow you あなたについて行きたい
 I will follow you ちょっぴり気が弱いけど
 素敵な人だから
 心の岸辺に咲いた 赤いスイートピー
   (作詞:松本隆

 読み返してみると、少ない言葉数ながらもその行間から瑞々しいイメージ映像が浮かぶような、良く練られた詩だということに改めて気づかされます。そしてスイートピー花言葉に秘められた、深い意味。。。やはり、名曲ですね。やわらかな低音ファルセットを駆使した若々しさあふれる聖子さんのボーカルも、いつ聴いても素晴らしいです。

 
 

  • 心ざわつく春

 春を控えたこの季節は、ホルモンバランスが崩れて気持ちが不安定になり易いと言われています。ただでさえそんな時期なのに、一触即発のアルメニア情勢や、中国の無差別殺傷事件、国内では夜行バスの事故、連続通り魔事件をはじめとして、穏やかならぬニュースが相次いで飛び込んできている3月です。
 どこか心ざわつく春を迎えている私たちですが、思えばあの震災からじきに3年なのですね。胸騒ぎの根源は、あの日の体験が細胞の奥深くで警戒心を呼び起こしているからかも知れません。
 オリンピックのお祭り騒ぎやゴーストライターの話題もひと段落、血なまぐさいニュースばかりが目立つ昨今ではありますが、それをやじうま根性で微に入り細を穿つように繰り返し報道するのではなく、震災3年目にあたる日には、あの時に我々が感じた思いを振り返り、それでもこの国に生きていく私達・子供たちがこれからどう生きていくべきか、それをゆっくりと考えさせてほしい、いまとても心がざわついている私は、マスコミの皆様に切にそれを望みます。
 
 

  • 気になる電車広告、発見の春

 毎朝、通勤電車の吊革につかまっているとやたらと目について、いつも気になっていた広告がありまして。。。これ↓です。

 広告によれば歌手・能楽師・作家・書家・・・この人、ナニモノなのかしら・・・。それにこの、場末感漂うトホホなギャグセンス、まるで、あの「怒涛の合格!」で有名な“み○ず学苑”の意味不明な広告みたい・・。

なんて思いながら、この人物“深見東州”でググってみたら、なんと「み○ず学苑 学苑長」だそうで。まさか同一人物の仕業だったとは。あまり嬉しくもない(笑)発見でした。
(関東ローカルな話題でした・・・苦笑)
 
 

  • しゃくり上げソングでアゲアゲ

 さあ、春はすぐそこ!最後はしゃくり上げソングでアゲアゲといきましょう!しゃくり上げは聖子さんだけじゃないわよ!ということで。
 まず工藤静香姐さん「Blue Rose」。

 お次はアメリカ代表、おそらく静香姐さんがお手本にしたに違いないエキセントリック・ロック系姉御、Pat Benatar姐さんの「Hit me with your best shot」(1981)。タイトルもスゴイですけど、“Fire away〜!(ぶちかまして!)”で豪快にしゃくり上げてくれて爽快です、ある意味(苦笑)。

 お次も洋楽。妖艶なこのお方、ボーイ・ジョージさん。野太い男声のしゃくり上げ。彼が所属していたグループCulture Clubの「君は完璧さ(Do you Really want to hurt me)」(1982)。旧き良き80年代をどうぞ。

 最後は元祖ぶりっ子。山本リンダさんの「こまっちゃうナ」。ブリブリにしゃくり上げてくれます。ななんとリリースは1966年。ということは今から約50年前??今も現役ですよね、たしか。。