今年のヒット曲って?

 先週の朝、「なんだか踵(かかと)が痛いな」なんて思いながら起きて、でもそのまま出勤して働いて、帰宅する頃には歩くのも辛いくらいに痛みが増してきて、足を引きずりながら家に帰ったのね。で、家で靴下を脱いだら、乾ききってまるでひび割れた鏡餅みたいになった踵に一文字の傷ができて、血が滲んでいたの。
 そう、CMで盛んにやっている"パックリ割れ"というやつ。
 すぐに閉店間際のヨー●堂に駆け込んで「ヒビ●ア」軟膏を買って、入浴後すぐにスリスリしたわけなのだけど、スリスリしながら、とっても落ち込んだ。
 歳をとるって、こういうことなのよね。今まで想像しなかったようなことがこの身体に次々に起こってくるのだ・・・。そんな五十路オヤジが迎えた年末。
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 さて、2014年もあとわずかとなりました。
 今年のミュージックシーンを振り返ってみたいのだけど、年間CDシングル売上を見ても、もはや何の感慨も湧かない自分だったりする。
ラブラドール・レトリバー Type-A(初回限定盤)(多売特典生写真なし)
もう何年もこの状態よね。エーケービーファミリーにジャニーズグループにエグザイルばっかり。昨年まではそれでも圏外にそれ以外の歌手が紛れ込んで、それなりにその年のミュージック・シーンを感じさせてくれていたような気もするのだけど、今年は年間チャートの50位くらいまでがぜ〜んぶ、おんなじ系統で埋め尽くされている感じ。最早、CDシングルチャートはその存在価値を失っているのでは?なんて事を思わせられてしまう。
 最近、クリス松村さんが書いた「誰にも書けない」アイドル論 (小学館新書 213)]『「誰にも書けない}アイドル論』という本を友達から借りて読んだばかりなのだけど、その中でクリスさんが、日本のヒットチャートもCD推定売上至上主義のチャートにこだわることなく、アメリカのビルボードのように、その時代に合うチャート集計方法を柔軟に取り入れるべき(過去のチャートもそのたびに集計し直されるそう)というようなことを書かれているのね。今年の年間チャートを見て、本当にそう思った。握手券つきCDでミリオンを達成しても、それが本当のヒット曲ではないのは明白だもの。ネットという、オープンなようでいて実際は限りなく細分化されてクローズドな世界で、個々がそれぞれの好きな音楽を楽しむこの時代、果たして「ヒット曲」が存在するのか、それを厳密には測る手段があるのか?というと難しい課題だとは思うのだけど、やはり「音楽」とは別な要素で売れているCDが上位を独占してしまうのは、寂しすぎる気がするのよね。歌謡曲華やかなりし時代を知るオジサンとしては。(もちろん、握手券付のCDに収録されている音楽そのものがいい加減に作られているわけでは決してないのだとは思うけれどね。。。と一応フォローしておきますけど。汗)
 それでね、本当の意味での今年のヒット曲って、何だったのかしら?と一生懸命考えてみたら、やっぱり「レリゴー」かしら?って。アナと雪の女王 ザ・ソングス 日本語版でもこれ、シングルヒットしたわけじゃないし、アルバムチャートと映画の興行収入でしか測れないヒットであるわけで、結論としては"シングルチャートではヒット曲を読み取れない時代"にいよいよ突入したのかな?なんてことも考えたりしてます。

 まあ個人的には今年、40周年の太田裕美さんは素敵なフルアルバム『tutumikkotutumikkoをリリースしてくれたし、プレ35周年の聖子たんもやたらお元気なようだし~Pre 35th Anniversary~ Seiko Matsuda Concert Tour 2014 Dream & Fantasy [DVD]ユーミンさんもみゆきさんも林檎ちゃんもそれぞれ活動が充実した1年だったようだし、で、それなりに楽しませて頂いた2014年でしたわ。あとはなんと言っても、紅白での明菜復活!&聖子の大トリ共演ね。今年最後の嬉しいニュースかも。
 
 
 というわけで、今年も1年間、拙ブログをご愛顧頂きありがとうございました。公私ともにますます慌ただしさが増して(歳をとるほどに、ゆったりと過ごす時間が増えるものだと思っていたワタシ・・・浅はかでした・・・苦笑)更新が滞りがちではありますが、来年もぼちぼち続けていければと思っております
 2015年が皆様にとって素晴らしい一年となりますように!