100万回閲覧記念〜人生の16曲

 とうとう100万ページビューに到達いたしました。2005年2月のブログ開設から丸十年にして100万回は早いのか遅いのか・・・それはわかりませんが、とにかくありがたいことは確かです。特にこの年末年始はたくさんの方にお寄り頂いて、またコメントも信じられないくらい沢山頂きまして、本当に嬉しく思っております。
 50万回到達は2012年の7月ですから、そこまでが7年半。その後約2年半でさらに50万をクリアしてしまったわけで、より多くの方に読んで頂けるブログになったのはここ数年の話なのですね。書いていることは大して変わりはないのに(本人も、歳ばかり重ねて全く成長せず・・苦笑)、定期的にお寄り下さる方が増え続けているのがとても不思議でして、やはり同じことを長く続けていくということが、何より肝心なのかも知れませんね。つくづく、いつまでも同じことを続けてくれている(ネタを提供し続けてくれている)聖子さんに感謝です(笑)。
 
 さて、50万PV記念では「思い出のアルバム」と題して、私の半生(反省)を彩ってくれた思い出のアルバムたちを紹介させて頂きました。
 そこで今回100万PVは、またも思いっきり私的な内容で行かせて頂きます。押しつけがましくも、タイトルは「人生の16曲」(大仰ですが・・・汗)。そう、今回は個別の「曲」に絞って、これまで伴侶として半生を伴にしてきた(?)大好きな16曲を紹介させていただく企画です。共感は敢えて求めません!もし許されるなら臨終の床で聴きたい曲の数々。只々、わがままに吐き出させていただきますので、よければお付き合い下さい。
 
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 親の話では私が子供のころ、なぜかこのレコードをかけるとスヤスヤと眠りについたそう。いわば、私の子守唄がこれ。伊東ゆかりさん小指の思い出」。そう、ベタベタな歌謡曲が、私のララバイだったというわけね(笑)。

 
 物心ついたころは、歳の離れた姉の好きな音楽をいつも聴かされていて、その中でも大好きで自分から姉のレコードを借りて良く聴いたのが、カーペンターズ。いまもこの曲を聴くと、ほんわかと平和な少年時代の空気に包まれてしまいます。「遥かなる影Close To You)」(1971年)。

 
 思春期近くなり、自我が目覚め始めて、音楽というものにも自らの「意志」と「選択」を経て向かうようになった頃、いよいよこの曲との衝撃的な出会いがあったのね。その歌声とメロディーの素晴らしさに、それこそビビッと背筋に電流が走ったのを覚えている。そしてそれが、太田裕美さんの音楽と私との40年間のおつきあいの始まり。「木綿のハンカチーフ」(1976年)。

 
 この人のLPは、中学に入ってすぐ自分のお小遣いで買って、学校から帰ってから毎晩のように聴いたのね。詰襟でニキビ面だった頃の自分のBGMです。ビリー・ジョエル素顔のままでJust The Way You Are)」(1977年)。幾つになっても「Just The Way(I Am)」とはいかない自分ですが。

 
 hiroc-fontanaの高校生時代はどちらかと言うと「暗い時代」。でも高三の夏休みに同じ予備校に通った同級生と仲良くなって、予備校帰りに原宿へ行ったり、お互いの家に行き来したり、駅まで自転車に二人乗りして通ったりで、それがとても楽しかった唯一の思い出。そう、今思えばあれが初恋(相手は♂よ、もちろん)。そしてその頃、この曲で聖子と出会った。「小麦色のマーメイド」(1982年)。なんてシブイのだろう、聖子ってスゴイ!そう思って大好きになったこの曲は、私にとっては永遠の聖子No1ソング。

 
 受験勉強をしながらラジオをよく聴いた。なかでも土曜の深夜に放送していた「全米トップ40」は毎週欠かさず聴いていたの。派手なロックに交じって、カントリーやバラードなど、まだ日本では聴けないサウンドが次から次へと出てきて刺激的だった。番組の中でMCの湯川れい子さんが気に入った曲の訳詞をするコーナーがあって、あちらの曲は詞の世界もとても深くて、凄いな〜、なんて感動したのを覚えている。中でもこの曲は優しいサウンドは勿論、詞がとにかく大好きで、特にオジサンになるほどに沁みてきたのね。いまだに聴き続けている、俺にとっては一生の宝物のような一曲。ダン・フォーゲルバーグバンドリーダーの贈りもの(Leader of the band)」(1981)。
His gentle means of sculpting souls, Took me years understand.”

 さて、高三の夏休みに予備校にせっせと通ったのに、結局は大学に落ちて浪人生になったワタシ。でも浪人時代は勉強よりバイトや映画三昧で、今思えば本当に「モラトリアム」を楽しんでいたのかも。その頃予備校帰りに電気街のレコード屋さんにも毎日のように通っていて、バイト代で新旧問わず色々なレコードを買ったりしていたのね。一足遅れで買った名盤、フリートウッド・マックの「」(1977年)が大好きになって、そのアルバム2曲目のこの曲が特にお気に入りで、当時流行り出したウォークマンで狂ったように聴きました。それが「ドリームス(Dreams)」。この曲が全米チャートで一位になっていたことも後から知って、自分の耳も間違っていないのだな、と自信を与えてくれた曲でもあるのよね。

 
 このブログではほとんど取り上げないのですが、実は私はジャズも大好きで、大学生のころはジャズバンドに所属して演奏もしていたのです。結局、モノにはならず、苦い思い出でもあるのですが。。。ピアノの詩人、ビル・エヴァンスのこの曲はあまりに美しくて、私がジャズにのめり込んだきっかけでもあり、「歌詞のない音楽」がこれほどまでに饒舌で心に響くものであることを初めて教えてくれた曲でもあります。「ワルツ・フォー・デビー」。ライブ動画です。

 
今回は前半の8曲でした。性懲りなく第2弾に続きます。。。(汗)