メモランダム2015.12.31

 みなさま、本年も弊ブログをご愛読くださり有難うございました。
 たくさんのコメントを頂き、またコメントはなくとも多くの皆様にご訪問いただいており、本当に嬉しい一年でした。
 こうしてまた一年を穏やかに終えられることに只々感謝、それに尽きます。
 

 今年の出来事で、私がとても印象に残ったこと、そのトップはこれでした。アメリカでの同性婚合法化に始まり、日本でも渋谷区に続いて世田谷区が事実上の同性パートナーを認める条例を制定することになり、兵庫県宝塚市沖縄県那覇市三重県伊賀市などもそれに続いて同様の条例を検討しているそうです。テレビではゲイと結婚した女が主人公の「偽装の夫婦」なるドラマが話題になりました。私も久しぶりに毎週欠かさず録画して観たドラマでした。ネットなどでは物語の顛末に賛否があったものの、個人的には「オネエではないゲイ」が主人公のドラマが、あくまで軽いタッチで放送されて、それなりの視聴率を獲れた事だけでも画期的に思えました。
 その後も地方議会でのゲイ差別発言がニュースになったりもしましたが(ヤレヤレ・・・です)、そうしたことがニュースになること自体、日本でも“ゲイ差別はNO”ということが浸透してきた現れであることは確かだと思います。
 まあ日本の場合、理解が進んだと言うより、とりあえずは第一歩を踏み出したごく一部と、無関心な大部分の一般大衆、という構図が今の姿に違いありませんが。

  • 2015年の音楽界

 紅白が目玉不足、というのが話題になっていますね。まあどう考えても「きゃ●ー」や「も●クロ」が出ないだけでも、何を基準に選んでるの?というギモンはどうしても消えないわけですけど、根本的な問題はやはり「今年を代表するヒット曲が皆無」という一点に尽きるのだと思います。
 昨年もヒットチャート上では同じような状況にあったのですが、かろうじて映画から一般に浸透した“レリゴー”のヒットが生まれました。今年はそういった現象さえなく、いよいよその年を代表する曲が全く無い時代に突入してしまったわけですね。まあAKBやARASIやエグザイルファンからすればしっかり2015年のヒットはそれぞれにインプットされているでしょうし、それを否定するつもりはありませんのでね。
 私にとって今年の1曲はこれだったりしますので(笑)。永遠のもっと果てまで/惑星になりたい(初回限定盤A)(DVD付)
 

  • 2015年のアノ人


 ということで、35周年を迎えていつになく派手に活動してくれた、松田聖子さん。ファンとしては久々のリピータブルなアルバム『Bibbidi Bobbidi Boo』での健闘に加え、まさかの“松カルテット”復活、意外な好企画だった「オールタイムベスト」リリースと、本当に楽しい1年でした。あとは2年連続の紅白大トリで有終の美を飾って欲しいところですが、さて、色々な意味で“持ってる”聖子さん、どんな35周年フィナーレを見せてくれるのか、今はハラハラして待っている(苦笑)私です(12/31 20時現在)。
 30日の「レコ大」では、生放送のナマ歌という、ナマ尽くしで頑張ってくれた聖子さん。やはり従来の聖子ファンにはあの歌唱が一種の衝撃だったようで、昨晩から「聖子+劣化」といった検索ワードでのアクセスが殺到している状況です・・・。
 とはいえキャリア35年、それもずっとトップスターとして歌い続けてきた歌手・松田聖子のいまの魅力は、最新シングル「永遠のもっと果てまで/惑星になりたい」のカップリングやベストアルバムのボーナストラック「You Raise Me Up」の枯れた歌唱にこそあるわけで、コアなファンにとっては、聖子さんがセルフの停滞期を終えてすでに新たなステージに移っていることを確信できた一年でもあったような気もします。
  

  • 2016年の・・・


 というわけでこのブログ、2016年もぼちぼち書き続けていけたら、と思いますので、どうぞよろしくお願いします。
 
 みなさま、よいお年をお迎えくださいませ。