一括りにして欲しくない

今朝、痛ましい事件がありました。
相模原の障害者施設で19名の方が殺害された事件です。
人格異常者が起こした、異常な事件です。
施設を辞めさせられたからと言って、なぜ罪もない障害者を襲ったのか。
なぜ職員が大勢いる昼間ではなく、真夜中に、眠っている無抵抗な利用者たちを襲ったのか。
怒りが収まりません。
介護施設の勤務が過酷だから、とか、人手不足で防犯体制が疎かだから、とか
一般論で一括りにして、この事件を分析するのは、間違いです。
犯人は、普通の人間ではありません。明らかに異常です。
犯人に対して、何ら同情は要らないと思います。
 
犯人の異常な言動を察知して警察に届けた、同僚の施設職員。
警察官同席のもと、本人と面談し、諭そうとした施設長。そして犯人は、施設を辞めた。
みな、障害のある利用者を守ろうとした、立派な行動でした。
しかし、危険な人物として措置入院まで至った犯人を、最後に野放しにしてしまった原因は
「行政」の“セクショナリズム”だったようです。
残念でなりません。
これでは、被害に遭われた19人、そのご家族は、報われません。
そして、彼らを守り切れなかった施設職員の気持ちを思うと、やりきれません。