「SEIKO Ballad」

※1月2日 セットリスト加えました。
 恒例のカウントダウン・ライブ・パーティーが、会場の東京体育館が改修される都合で中止になり、今年は会場を舞浜アンフィシアターに移し、“SEIKO Ballad”なる企画に衣替えしての開催。

 1万人収容の東京体育館に対して今回の会場キャパは2,000人強。小じんまりとした会場だったためか、12月28日(金)1回、29日(土)に2回と、都合3回の公演、おまけに土曜は一日2回公演で、50才の聖子たんがジャニーズ顔負けのまるで馬車馬のような働きぶりで、“カウントダウン”を中止した分の「資金回収」いえいえ(笑)「ファン・サービス」をしてくれたわけね。
 で、これがプラチナチケットかと言えば、残念ながらワタシが参戦した金曜の夜は、巷では大事な仕事納めの時期だったせいか、あまり売れ行きは良くなかった様子。それと“CDLP”での、会場が一体化したノリノリ感に魅力を感じているファンには、「バラード・コンサート」という企画そのものがアピールしなかった部分があるみたいね、聴いたとことによると。まあ、開演時刻には席は見事に埋まってましたけどね。
 でもね、ワタシにとっては今回のライブ、まさしく“プレミアム”でしたわ〜。
 まず、会場がよかった。半円形のステージを観客席が囲む「コロシアム」型で、とにかく聖子さんとの距離が近いのね。そのぶん聖子さんも最初は“緊張する”と言っていたけれど、ステージの端にしゃがんで最前列のファンに語りかけるように歌ってくれたりして、その距離感を本人も楽しんでいたみたい。ワタシは通路を挟んだ後段S席の2列目だったのだけど、スクリーンを通してでなく“肉眼で”充分、生身の聖子さんの存在を感じ取れましたわ。それだけでも満足。Seiko Matsuda COUNT DOWN LIVE PARTY 2010-2011 [Blu-ray]
 そして選曲はこんな感じ。

1 瑠璃色の地球
2 時間旅行
3 セイシェルの夕陽
4 真冬の恋人たち
5 あなたに逢いたくて
〜衣装変え“Sleeping Beauty”〜
6 bless you
7 いくつの夜明けを数えたら
8 いそしぎの島
〜ダンサー紹介“あなたのすべてになりたい”〜
9 赤い靴のバレリーナ
10 瞳はダイアモンド
11 SWEET MEMORIES
〜衣装変え“蒼いフォトグラフ”〜
12 水色の朝
13 赤いスイートピー(リクエストに応えて2回歌う)
14 続・赤いスイートピー
15 Believe In Love
〜アンコール〜
16 Star

まあ、CDLPのバラード・コーナーでも聴いたことのある曲が大半だったものの、1980年代のアルバムからの曲(「赤い靴のバレリーナ」)とか、2000年代の名曲「Bless You」とか、蔵出し的な曲もあってとても新鮮でした。やっぱり“パーリィ!”的なヒット・メドレーが無いというだけでも、全然印象が違うのね。バックは今年の夏コンで披露された「アコースティック・コーナー」の編成+ストリングス隊で、聖子さんも椅子に座って歌う場面があるなど、いつもとは違ったリラックスした雰囲気。バラードばかりだから“クチ○ク”は無理そうだし、3回公演全曲歌いきる体力は今の聖子さんにあるのかしら?とご心配の向きもあるでしょうけど、心配ご無用!ちゃんと“クチ○ク”盛り込んで乗り切ってますから(笑)。やれやれ。でもね、ちゃんと歌っている時(笑)の声は、ネットリ歌唱は気になるものの、とても安定して澄みきっていて、サスガ聖子!という感じだったわよ。一応フォローしとくけどね。
 途中のトークは「バラードコンサートですから今回はしっとりと」と言いながら、いつの間にか“ぎゃはは”と本性丸出し(笑)の絶好調で、今回は珍しく曲にまつわるエピソードなども聖子さん自らの口から飛び出したりして、その意味でも“プレミアム・ライブ”だったと言えるのかも。(バンドメンバー紹介で、音楽監督でギターを弾いていたリョー・小倉に「小倉さん、これからも一緒に良い音楽を作っていきましょうね。」と聖子たんの爆弾発言もあり。。。。トホホ。)
 それ以外にも、突如ワイヤー・アクションで登場したり(それも一瞬だけ。笑)、優雅なバレエ・ダンスを披露したりで、バラード限定のセットリストを補うべくステージングはそれなりに趣向を凝らしていた感じ。約2時間半、20曲弱の曲数ながら、会場となったディズニー・リゾートならではのドリーミーな雰囲気も相まって、とても贅沢で幸せな気持ちにさせてもらえたライブでした。聖子たん、ありがとう。松田聖子/Seiko Matsuda COUNT DOWN LIVE PARTY 2011-2012 【通常盤】 [DVD]
 これが本当の意味での「プレミアム・ライブ」だったのか、今回の手応えで定番化していくのか、気まぐれ聖子ゆえまだ今は全く見えないけれど、何年かに一度でもこうしたライブをやってくれるなら、また是非行きたいわ。
 
  
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今回が今年最後のエントリーとなります。
みなさま、本年も拙ブログにお立ち寄りくださりありがとうございました。
皆さまとって、2013年が良い年でありますように。