SEIKO SUITE』でセイコ熱再び

hiroc-fontana2007-05-24

 ソニーからプレミアム・ボックスの発売中止の報を受け取ったあと、なんだか急に俺の中のセイコ熱が過熱してしまって、収まりがつかなくなってしまった。あの頃のキラキラした聖子ポップスを、良い音でもう1度聞いてみたい、という願望が抑えきれなくなってしまったのだ。
 一度は10万円ボックスの購買をマジに悩んだんだけど、結局俺が選んだのは、聖子デビュー20周年を記念して2000年に発売されたBOXセット「SEIKO SUITE」の中古を探す、という道。そして、見つけました。ネットの中古販売店で。定価16000円が26500円というプレミア価格になってしまっていたけれど、限定生産品で今は廃盤の「SEIKO SUITE」はいまやファン垂涎のアイテムだから、これは仕方のないことね。実はその前にオークションでも見つけたのだけど、落札寸前で負けちゃったのね。それも、電車の中から携帯で入札してたから、落札時間寸前にトンネルに入っちゃって、撃沈、という、絵に描いたような間抜けな負け方だったので、それが本当に悔しくて、そのあとは余計に購入意欲が掻き立てられちゃったわけ。結局、負けたオークションの落札価格は28,000円だったから、26,500円で買えた俺としては1,500円お得な買い物したわけで、ザマーミロみたいな。まあ、発売時に入手しておけば10,000円も安く買えてたハナシなんだけどね(笑)。
 さて、ゆうぱっくで届いた「SEIKO SUITE」。厳重な梱包を開けると、中古とはいえパッケージも中身も発売後7年経過しているとは思えないほど良好な状態で、予想以上のキレイさに、思わず感動。たとえ7年前の発売日に買えていたとしても、我が家での杜撰な保管の仕方では今頃はきっと無残な状態に成り下がってただろうな、などと思えば、プレミア分10,000円は保管料として高くないかも、と思ったりしてね。
 そして、わくわくしながらCDをステレオのトレーに乗せると、スピーカーから零れ落ちるセイコポップスの洪水。かつて『Canary』というアルバムが当初『Jewels』というタイトルで発売される予定だったというが、まさに宝石のように輝くポップ・ソングたち。リマスターされた音は予想以上にクリアで、それによって際立ったセイコの声も輝きを増している感じだ。
 プレミアム・ボックスの発売中止は本当に残念だったけど、この「SEIKO SUITE」のキュートな装丁、CDのデザインを眺めながら、今しみじみと満足感に浸っている。プレミアム・ボックスがだめなら、この「SEIKO SUITE」を通常盤化して再発すればいいのに、ソニーさん。待っているファンは多いと思うよ。
 さて、すっかりセイコ熱が再発の俺でして、音楽ネタはしばらく不定期でセイコ関連を書きたいな、と思ってます。(新曲も意外に(?)良いとの評判だし、ひょっとしたら俺だけじゃなくて結構セイコ熱が復活の兆しかもしれないね。)