冬のホッコリ歌謡曲
遠慮は いらないから 温まってユ・キ・ナ・ヨ!
ということで。
今年の冬は本当に寒いですね。
そんなときに、身も心もホッコリできる歌。どこか、のんびりした旋律の歌謡曲たち。かつてフォーク歌謡とかフォーク演歌とか呼ばれて、しかし今や絶滅に瀕したジャンルです。でもね、俺、このタイプの曲が大好きなのよね。今回はそんなウタを集めてみました。
題して「冬のホッコリ歌謡曲」。
まずは冒頭に登場したフレーズから。そう、ホッコリ歌謡の定番です。
- 「襟裳岬」森進一(1974年)
続いては森進一さんの奥様だったマチャコ。「哀しみ本線日本海」「越冬つばめ」といったド演歌の冬の定番曲で有名ですが、一方でこんな温もりのあるフォーク歌謡も歌っておりました。ホッコリしますよ。
- 「恋ひとつ雪景色」森昌子(1976年)
ルミ子姐さんは今もって「歌謡曲歌手」の代表格のようなお方。演歌でもない、ニュー・ミュージックでもない“フォーク歌謡”の名曲を多数お持ちです。これはルミ子たん自身もお気に入りの、知る人ぞ知るホッコリ名曲。
「歌謡曲歌手」と言えば、昨年再ブレイクした由紀さんを忘れてはいけないわね。この曲は、ルパン三世のテーマでも知られる大野雄二さん作曲。なぜかあまりヒットしなかったのが不思議なのだけど、由紀さんの澄んだ歌声とほのぼのとした曲調がマッチした佳曲。これは正確には冬の歌ではないけれど、ホッコリできると思いますよ。
- 「故郷〜ふるさと」由紀さおり(1972年)
続いては東北出身、新沼謙二さんのデビュー曲。今聴くとこの歌声、「意味なくリキんでるわ〜」というカンジで、ちょっと鬱陶しい気もするけど(笑)、曲の方は「ヤング襟裳岬」といった印象の爽やかな名曲です。ホッコリできるかしら?
- 「おもいで岬」新沼謙二(1976年)
なぜか、昔の歌謡曲では、ひとり旅の行き先はたいがい「北」なのよね。佐良アニキの中期の代表曲にして、玄人好みのフォーク歌謡の名作がこれ。決してジメジメ暗くならず、ホッコリしみじみと寂しさに浸れる曲。歌詞に登場する「りんご追分」つながりで、あのひばりさんもカバーしたそうな。
- 「ひとり旅」佐良直美(1976年)
そして最後は、冬のホッコリ歌謡の原点というべきこの曲を。倍賞千恵子さんの澄んだ歌唱が素晴らしいです。森繁さん「知床旅情」の元歌でもあります。
- 「オホーツクの舟唄」倍賞千恵子(1960年)
セレクトしたらなぜか1976年の曲が多くなってしまったのが、不思議と言えば不思議ね。何かあったのかしら、この年。。。
では、また。