現代Jポップ教の「踏み絵」〜コーダクミ

 エロカッコいい、という、わけわかんないコンセプト。誰が言いだしっぺ?俺にとって、エロカッコいい、といえば、ヒデキ?ジュリー?キャー、ふるい。さぶっ。あ、いたいた!昔のジョージ・マイケル。「クラブ・トロピカーナ」の頃ね。エロくて、カッコよかったんだよね。
 話が逸れたけど・・・。
 さて倖田來未。ベスト盤の発売と合わせて年末からワイドショー中心にマスコミこぞって猛プッシュ、おまけにレコード大賞取ったかと思えば紅白出場、怒濤の12ヶ月連続CDリリース。なんだかすごく「安売り」感があるのだけど。連続リリースCDは今のところ全部トップテンに入っているみたいなので、確かに売れているのでしょう。
 きっと、停滞気味のJ−POP界にとっては、新しい「歌姫」が必要だったに違いない。彼女がそれに相応しいのか、それはわからないし、どちらでも良いのだと思う。この現象に素直に「乗っていける」かどうかで、今のJ−POPを楽しめるかどうかを大きく試されているような気がする。いわば、「踏み絵」だよね。
 昔、流行歌という言葉があった。結局は、今どきのJ−POPも流行歌なのだ。システムや素材が変化しても、流行のサイクルが変化しても、その本質は流行歌。今の流行、それが倖田來未であり、それを楽しめれば、いいのだろう、きっと。みんな、カラクリはわかっちゃってるのだけど(わかってないのかな?)、とりあえず旬なものは旬なうちに食う、みたいな感じ?そう、流行歌だから、それで良いのだろうね。
 俺としては、原田真二とかSASの連続リリースの方が、ワクワクして楽しかったな。きっと、この踏み絵、踏んじゃうとおもう。

BEST ~first things~ (2CD)(DVD付)

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