ソフト&メロウな男たち〜ジャパニーズAOR・オータム・コレクション
「メロウ」(mellow):
(1)(くだもの・酒など)よく熟して甘い、甘美な
(2)(光・色・音などが)豊かで美しい
(3)(人が)円熟した、穏健な (「新クラウン英和辞典」より引用)
深まりゆく秋。というかもう冬はすぐそこってカンジだけど(笑)
そんな晩秋にぴったりな、お気に入りのソフトでメロウなジャパニーズAORを紹介します。メロウ〜甘美な〜メロディーに彩られた、オトナのJ−popを新旧とりまぜて。特に今回は、オトコ限定よ!(きゃ〜!・・・・って、ムードぶち壊しだわ。)
さて、まずはジュリー。「あなたへの愛」。お得意の「アアア〜」が冴え渡る1973年のヒット曲。バンドアレンジですが、豊潤なメロディーはどんなアレンジでも魅力的ですね。
新御三家もアマ〜イ名曲を沢山持ってます。筆頭がゴロー。1976年「きらめき」は筒美メロディーのオイシサがたっぷりの濃縮版。ゴロウはメロウ、ナンバーワン(笑)
ひろみはこちら。これも1976年の筒美ナンバー「寒い夜明け」。
さりげない歌いっぷりがオトナのムード満点で、セクシーなひろみ。でもこの曲の作詞、楳図かずおさんなのね・・・いけないわ、ひろみのスカーフがちょっと楳図風に見えてきた(笑)。
ヒデキのオススメは何と言っても秋の日差しのような優しさと温かさに溢れる「遙かなる恋人へ」。こちらは過去ログにリンクしてますのでどうぞ。
お次はヒデキに続いて体臭強そうな(笑)松崎しげるさん。トミーとマツの主題歌だった1979年発表のこの甘〜い名曲。「ワンダフルモーメント」。作曲は佐瀬寿一さん。この人「たいやきくん」だけじゃなくて、結構イイ曲書いてるのよね。
マツの体臭も、ダンディーなオトコの匂いに思えてきた・・かしら?
さて、時代は下って、俺が大好きな80年代の曲たち。有名曲ばかりで、ごめんね。でも、懐かしいと思うよ。
まずは、これも筒美メロディーの傑作。究極のメロウ・サウンド。1983年、稲垣潤一の「夏のクラクション」。
ラッツ&スターの隠れたAORの名曲がこれ。こちらも1983年「Tシャツに口紅」。なんと松本隆&大瀧詠一の「風立ちぬ」コンビなんですね。
大沢誉志幸「そして僕は途方に暮れる」。浮かれ騒ぐばかりのキャンパスの中で独り、途方に暮れていたアノ頃の俺。
最後はクボジャー。近年はすっかり平井のケンちゃんにお株を奪われたカンジもする久保田さんだけれど、やっぱりジャパニーズ・メロウ・サウンドのルーツはこれね。「Missing」。これは、俺が職場の女の子に淡い気持ちを抱いていたときによく聴いていた曲でもあって。(勘違いだったけどね!)でもね、なぜか今聴いても、切ない気持ちにさせられるのだ。
さて、冒頭に挙げた「メロウ」の和訳だけど、実はもうひとつあってね。
「メロウ」(mellow):
(4)ほろ酔いきげんの
これよこれ!ってカンジよね。
秋の夜長、メロウな曲を聴きながら美味しいお酒を飲んで、あなたもメロウになっちゃう?