【60万PV達成記念】マイ・フェイバリット・シングルズ・オブ・明菜

 年が明けたと同時に、閲覧数が60万回を達成致しまして、幸先の良いスタートとなりました。ありがとうございます。
 さて記念企画はどうしようかと悩んだのですが、あれこれやり尽くしている感のあるセイコたんではなく、今回は聖子ファンにとっての“永遠の敵キャラ”(笑)明菜さんにしよう!と思いつきまして。今まで明菜も何度も取り上げていながら、そういえばベストテン企画はやってませんでしたものね。
 そういうことで、では早速参りましょう。私の好きな明菜シングル10曲です。
 カウントダウン形式で紹介させていただきます。
 
10.「SOLITUDESOLITUDE
(1985年10月、詞:湯川れい子、曲:タケカワユキヒデ、編:中村哲
イントロからして超クールなアーバン・ポップス。メロディは淡々としすぎていて、リリース当初はどこがいいの?と思ったのだけど、これがクセになるのよね。サウンド優先でどこまでもカッコ良さを追求した作風は、明菜だからこそ創りえたものだと思う。関連エントリーこちら
9.「落花流水落花流水
(2005年12月、詞:松本隆、曲:林田健司、編:坂本昌之
 2000年代も途中までは(涙)精力的に充実した作品を発表していた明菜。「ミ・アモーレ」以来のエキゾチック路線、その集大成的作品がこれ(←動画リンク)。最高位43位と成績は振るわなかったけれど、40代に差し掛かった明菜がどこまでも妖しく艶っぽく、うるさいバッキングにも負けずに(笑)歌うさまはどこか鬼気迫る感じ。圧巻です。
8.「I MISSED“THE SHOCK”I MISSED“THE SHOCK”
(1988年11月、詞曲:Qumico Fucci、編:EUROX)
 こちらは洋楽志向アキナの集大成。そこはかとなくヨーロピアンな雰囲気漂うミステリアスなポップロック。作詞作曲の福士久美子さんはのちのロックバンド“SHERBETS”のメンバーだそう。こちらで単独エントリー上げてます。
7.「FinFin
(1986年9月、詞:松本一起、曲:佐藤健、編:佐藤準
 ソリテュードから連なるサウンド先行の曲。コンコンと鳴る拍子木と女性コーラスがまるでスパイ映画のサントラのような印象で、ダンディズム漂う傑作。ウィスパー気味の明菜のボーカルには強いエコーがかかって歌詞はほとんど聞き取れないけれど、このころはもうそれに慣れきった我々だったわね。ムード一発で聞かせてしまうこの世界は唯一無二。
6.「ミ・アモーレミ・アモーレ
(1985年3月、詞:康珍化、曲編:松岡直也
 史上最年少でのレコード大賞受賞曲にして明菜の代表曲。フュージョン界の大御所、松岡直也のラテン・ミュージックをベースに低音のAメロから徐々に盛り上げて、最後は「アモーレ!」の官能的叫びの連呼で締める、まさに明菜の魅力を最大限にアピールするために用意されたような曲。俺もたまにカラオケで「あもーれ〜!」して、昇天したりします。ウフフ。
 
5.「Tokyo Rose
 TOKYO ROSE
(1995年11月、詞:中森明菜・上澤津隆、曲:Masaki、編:B.Setzer)
 ブライアン・セッツァーをバックに従えてキメたロカビリー。「飾りじゃないのよ〜」「Tatoo」の流れを汲む明菜シャッフルビート系ソングの90年型完成形。ホント、カッコイイのよねこれ。最高位32位の成績は80年代の明菜と比べれば雲泥の差だけど、髪をショートにしてラメのジャケットを翻しながら軽やかに踊り歌う明菜がメチャクチャカッコよかった。90年代の明菜はもっと再評価されてしかるべきよ。
4.「飾りじゃないのよ涙は飾りじゃないのよ涙は
1984年11月、詞曲:井上陽水、編:萩田光雄
 まずはヨースイを引っ張り出した明菜スタッフのセンスに脱帽。レコードも良いけれど、スタンドマイクを前にした明菜の堂々たるパフォーマンスが実に魅力的で、この辺りで「(ただの)百恵イミテーターじゃないのよ明菜は」(笑)を印象づけた感じ。
3.「サザン・ウィンドサザン・ウインド
1984年4月、詞:来生えつこ、曲:玉置浩二、編:瀬尾一三
 マイナーメロディの中に文字通り南国の風のような清涼感が漂う初期の名曲ね。デビュー以来、どちらかと言えば自意識の強さに負けていた印象があった明菜のボーカル(感情込めてやけに間をとる「勿体じみた歌い方」が当初ニガテだった私)だったのだけど、その本質的な魅力が初めて存分に発揮された曲かもね。「♪ メランコリックに〜髪をかきあげて」のところで一瞬声がひっくり返るところに萌え〜な私でした(笑)。
2.「LIARLIAR
(1989年4月、詞:白峰美津子、曲:和泉一弥、編:西平彰
 当時、私生活でも色々あった明菜の儚げでありながら真っ正直なボーカルが魅力的な傑作。オーソドックスな歌謡曲なんだけど、この曲の持つ独特の切迫感と、どこまでも堕ちていくような「透明な絶望感」が大好きなのよね。この曲はこちらで単独エントリーあげてます。
 
 そして、第1位は。。。
APPETITE」。APPETITE
(1997年2月、詞:夏野芹子、曲編:U-Ki)
 副題“HORROR PLANTS BENJAMIN”。観葉植物(ベンジャミン、♀)が、部屋の主である男(が女を連れ込んで○○している場面)に嫉妬するという、もの凄いプロットの曲。ウッドベースとブラスをフィーチャーしたジャジーでゴージャスなアレンジ。独特なうねりで耳にからみつくようなメロディに乗せて、セクシーな歌詞を媚のある鼻声で歌う明菜がステキすぎる!全てが完璧に揃った傑作、だけど。。。みんな、知らないわよね、この曲。最高位は46位!でしたもの。ということで、動画貼っときますわ。

 ちょっとマニアックな10曲になっちゃったかしらね(苦笑)。では、また。